フェルタッペンがPP増産!?
マックス・フェルタッペンが、ポールリカールのフランスGPでポールポジションを獲得した。
優勝が12回が妥当に感じるのに対して、5回目というのは意外に少ない。だが、記録をさかのぼると、デビューが2015年で初ポールが5年目の2019年ハンガリーGPという“遅咲き”で、この年は2回ポールポジションを取っているが、翌2020年も1回に留まっている。
このペースに比較して、今年は7戦目ですでに2回目。年間21戦あるので単純計算では6回のPPが可能ということになる。
単純に計算通りにはいかないかもしれないが、逆に、今回の大差を見ると、6回では効かないとも言えそうだ。
その昔、勝ちまくっていた星野一義が、“0.3秒離れたら、どうやっても逆転は無理”と言った。富士スピードウェイの話だが、フランスGPの予選でマックス・フェルタッペンがハミルトン+メルセデスに0.258秒差を付けたのは、この“無理”に匹敵する。つまり、圧倒的な差、ということだ。
この勢いからると、6回どころか、10回を超えるかもしれない。シーズンの楽しみが、またひとつ増えた!?
[STINGER]山口正己
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