オリジナル リリース-ブリヂストン
ベッテルの記録は1分19秒509。ブラウンGPフォーミュラ1チームのルーベンス・バリチェロが約0.3秒差の2位、マーク・ウェバー (レッドブル・レーシング)が3位だった。
ブリヂストンの新しいインターミディエイトタイヤがグランプリで使われたのは今日が初めてで、午前中のプラクティスセッションで数多くの選手がこのタイヤを装着して走った。このセッションの最速ラップタイムは、AT&T・ウィリアムズのニコ・ロズベルグがソフトタイヤで記録した1分18秒899。
◆浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長とのQ&A
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日はシルバーストンに集まった非常に大勢の観客の前で今回持ち込んだブリヂストンのF1タイヤのドライ及び雨用の全てのレンジが使われました。第1セッションの始まりの路面が濡れていただけでしたので、インターミディエイト及びウェットタイヤが使われると同時にブリヂストンの2種類のドライタイヤが使われました。このおかげで、明日がどんな天気になっても良い準備ができたと思います。予選では非常に速いラップタイムがいくつか記録されましたが、特にセバスチャン・ベッテルがハードタイヤを装着したQ2の最速タイム、及びソフトタイヤでポールポジションを獲得したタイムは素晴らしかったと思います。シルバーストンは高速サーキットですが、今の世代のクルマと我々のスリックタイヤには非常に良くマッチしています」。
明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「シルバーストンで我々が何度となく目にしてきたように、ここでは天気が何よりも大きな要素となります。昨年のように雨になれば、インターミディエイトとウェットのブリヂストンタイヤのどちらを使うか、もしくはハードかソフトのドライタイヤが使えるだけ路面が充分に乾いたかという難しい判断を迫られることになります。雨が降らず気温が低ければ、ハードタイヤで充分なスピードを得るまでには3,4周かかりますので、スタートではソフトタイヤが好まれるでしょう。明日はエキサイティングなレースになる可能性が高いと思います」。