F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ロバート･クビツァ
フリー走行3=19位/予選=8位
「天候のせいで、予選は本当に難しかったよ。あちこちに水溜りがあって、ほとんどドライブできない状態だったんだ。長い待ち時間の後、少しは状況がよくなったけどね。僕らは比較的低いダウンフォースで走っていたんだけど、この状況だとマシンの操作はかなりデリケートなものだったよ。驚いたことに、僕のマシンはかなりのウェットな状態で速さを発揮していたんだ。路面の水量が減ったときの方がドライブが難しかったよ。それから、かなりのアンダーステアだったね。マシンはドライ向けのセットアップだったから、明日の天気がどうなるかよく見ておかないとね」。

◆ニック･ハイドフェルド
フリー走行3=9位/予選=19位
「Q1敗退なんて、もちろん腹立たしい結果だよ。だけど、単にチャンスがなかっただけなんだ。こんな天気になることはわかっていたし、車高を上げて対応したつもりだったけど、それでもこの水量の中では十分じゃなかったよ。マシンがアクア･プレーニング※1を起こさないことを願うしかなかったね。もう走るというより、泳いでいる感じだよ。Q1の終わりで新品のタイヤに換えたら、状況はさらに悪くなって、何の助けにもならなかったんだ」。

※1:アクア･プレーニング
雨による水たまりでタイヤが水に乗ってグリップを失い、マシン制御できなくなる状態。