F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ニック･ハイドフェルド
決勝=5位
「5位に大満足している。マシンのポテンシャルを最大限引き出すことができたし、4ポイント獲得でコンストラクターズ･ランキングにおいてウィリアムズを抜くという目標を達成するができた。最近のレースではアンラッキーが続いていたけど、今日はマシンの性能を十分に使ってチャンピオンであるブラウンのマシンについていくこともできた。長めのスティントを走るという作戦もうまくいき、レース後半、コースにラバーが乗ってきたらさらに面白いサーキットになっていった。共に戦ったシーズンをいいポジションで終える目前、最後の数周は感傷的になってしまい、集中力を保つために自分を奮い立たせる場面もあったよ」。

◆ロバート･クビツァ
決勝=10位
「2つ目のスティントで非常に遅く、そこでレースは終わってしまったようなものだ。1つめのスティントではルーベンス(ブラウン)と同じようないいペースが保てていたのに、タイヤを換えた途端に全くグリップしなくなってしまったんだ。レースの後半はどんどん速くなってきていて、このグリップのなさによってほかのドライバーたちのペースについていくことができなくなってしまうという不思議な展開だった。セバスチャン･ブエミ(トロ･ロッソ)とのバトルはタフで危ないものだった。シケインへの進入で接触しそうになり、彼は左コーナーで左によってきてブロックした。そして僕が右側へと逃れたら彼は僕を右側の縁石へと押しやり、僕に全くスペースの余裕を与えてくれずスピンしてしまったんだ。ここまでの4年間についてはチームに感謝している。また来年、彼らと共にグリッドに並べることを期待している」。