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オリジナル リリース-フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【ヨーロッパGP(木)】

【ヨーロッパGP プレビュー】
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◆エイドリアン・スーティル
「カナダGPは僕たちにとって、厳しいレースだったけど、すごく興味深かったよ。たくさんのバトルがあって、うまくやるにはタイヤの管理が特に鍵になったんだ。レース序盤では、懸命に頑張って、(ロバート・)クビツァと争っているときにタイヤがパンクするまで、トップ6にいたからね。1周全部を、基本的にパンクしたタイヤで走らないといけなかったのは運がなかったし、それで後退してしまったんだ。それでも、スピードが戻ってからは良いレースができたし、たくさんのバトルができたんだ。オーバーテイクもラクにできたから、僕たちの競争力が高いことを示しているよ。レースを楽しんだし、たった1ポイントでは僕たちがどれだけよくやったかを表していないけど、週末のパフォーマンスには比較的満足してよいと思う」。

「バレンシアは、ドライバーにとって、それほどチャンレンジでもないから、僕の好きなサーキットではないんだ。市街地サーキットに分類されるとしても、挑戦しがいがあるコーナーがないから、市街地サーキットのように感じないよ。ブレーキングをしながら、ヘアピンに入って、そして全速力で行くだけさ。モナコやシンガポールのような標準の市街地サーキットにあるスリルを感じないんだ。最後の複合コーナーは、左・右と切り返す高速のシケインがあって、右回りのコーナーに続くから、もう少しは挑戦しがいがあるけど。その後は、最終コーナーに向けて、いくつかのコーナーを全開で行くんだけど、曲がりながらブレーキをかけるから、コーナーを行き過ぎて、出口で操縦不可能になりやすい。実際、難しい個所の1つだよ。グリップのレベルは極めて低いし、特にラインを外れるとさらに低くなるから、かなり慎重にオーバーテイクの判断をしなければならないんだ。トラックはまた、とても広くて、ランオフエリアが多いから、壁に接触することは心配する必要ないと言われるね 。1周にわたって、かなりタイトなレースになるし、今年のように拮抗していると、面白いレースになるかもしれないね」。

「バレンシアは中から低のダウンフォースの空力構成が必要で、このタイプのトラックでうまくやれることを示したよ。カナダで僕たちは力強かったし、バレンシアでもかなり良いと思う。また、このレースのために、新しいフロントウィングや車体の小さな変更点、2、3のサスペンション・パーツの小さな改良といった、いくつか新しいパーツを持ち込むから、パフォーマンスをもっと改善できるはずさ。期待が持てると思うよ。バレンシアでは過去に、最善の運を持ち合わせていなかったけど、マシンの基盤の良さや、過去のレースを通じて行った開発をしっかりとして、そして今回投入するパーツが僕たちに好調を持たらして欲しいね。それから、いくつかポイントを稼いで、ルノーとのギャップを縮めらることを願っているよ」。

ヴィタントニオ・リウッツィ
「フリー走行1回目の後、マシンから降りてすぐ、良い週末になることが分かった。僕のシャシーを交換すると決め、トルコとバルセロナで抱えた問題の解決策を見つけた自信があったんだ。そして、モントリオールに行くと、僕たちが行ったこと全てがマシンを改善したようだったし、チームは、金曜日と土曜日の間にアップデートを持たらすよう、本当に懸命に働いて、アップデートは本当に役立ったよ。ずっと快適に感じると分かっていたし、F1での過去最高のスターティング・ポジションを獲得した予選で、それを示したんだ。だから、予選を力強いレース結果に転化できると感じていたから、フェリペ(・マッサ)との最初のコーナーでの事故は本当に残念だよ。最初は、チャンスを台無しにしたことにガッカリしていたけど、本当に力強いレースペースがあって、オーバーテイクできたし、あきらめないことを示すことができたんだ。残りのシーズンにとっては良いニュースだよ」。

「カナダは僕にとって、もう1つのスタートのように感じだったし、確かに、そのパフォーマンス・レベルを維持するために、死に物狂いで頑張っているんだ。今後は、コーナーで上手く機能する、カナダで使用したシャシーにこだわりたい。僕たちは常に、ポイント圏内でフィニッシュする潜在能力があると信じてきたし、自分自身のことをずっと信じてきたんだ。チームは僕を実に良く支えてくれているし、カナダ以降、何も新しいことをしたわけではないよ。ただ、全てのパッケージをまとめることに焦点を当てたんだ。全てがまとまって、結果が出ているから、集中して、最近の2週間で発展させた力強さを拡大する必要があるよ。再びファクトリーに戻って、シミュレーターで準備をしているから、次のレースには自信があるんだ。将来を見れば、バレンシアは僕たちに非常に合っているトラックさ」。

「バレンシアでもカナダと同じことができると願っているよ。バレンシアは、僕がフォース・インディアのテスト兼リザーブ・ドライバーだった2008年にカレンダーに加わったから、まだ走ったことがないんだ。でも、今週は、シミュレーターで一生懸命に作業をしてきたから、そこで良いペースを刻むことができると思う。市街地サーキットは好きだし、モナコとカナダで証明したように、うまくやれるんだ。幸先の良いスタートをそこで切っただけじゃなく、最近の2レースはいい位置にいた。昨年の全てのデータにアクセスできたから、準備に役に立つよ。エイドリアンとジャンカルロ(・フィジケラ)がトップ12でフィニッシュして、チームはまた、とても良い仕事をしたし、ポイント圏内に近づく第1歩だった。厳しい
ことは分かっているけど、カナダでは、メルセデスとルノーと戦ったから、マシンのフロントとリアの新しいアップデートで、モントリオールのパフォーマンスをまた繰り返すことができると思う。最初のラップでの事故に巻き込まれないように願いたいよ」。

【翻訳:Akiko Samesima】
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