オリジナル リリース-フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【ヨーロッパGP プレビュー】
◆エイドリアン・スーティル
「綺麗な街だし天気がいいから、みんなバレンシアのレースを楽しみにしているはずだよ。でも、正直なところ僕の得意なサーキットではないんだ。ストレートとヘアピン主体で、ドライバーが腕を振るうヵ所は少ないと思う。壁が近いことを除くとあまり公道らしいところがなくて、モナコとはまったく違うんだ。去年は予選がよくなかったにもかかわらず、いいタイミングでセーフティ・カーが出て6位という結果を残すことができたんだ。今年も好成績を収めてカナダの借りを返したいね。以前は長いストレートがあるのに追い越しの難しいサーキットだったけど、今年はDRS(可変リヤウイング)の登場で状況が変わって、動きの激しいレースになるだろうね」。
◆ポール・ディ・レスタ
「去年、フリー走行を1回走っただけだから、バレンシアのコースについてはなんとも言えないよ。ただ、走っていて楽しいし、憶えやすいサーキットだったという印象があるね。長いコースだけど、あまり難しいコーナーはないし、ストレート主体のレイアウトになってるんだ。直線が長いから、ここでもDRSが威力を発揮するだろうね。たくさん追い越しが見られるはずだけど、FIA(国際自動車連盟)がDRSゾーンをどう設定するか興味深いよ。タイヤがどなるか判らないから、消耗の程度も重要な鍵になるんだ。予選でトップ10に入って、ポイントを獲得することが目標だよ。カナダではそれが十分に可能だと証明できたし、今回もマシンとサーキットの相性は悪くないだろうね。新しいパーツが間に合って、戦闘力アップにつながることを期待してるよ」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】