オリジナル リリース-サハラ・フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【ブラジルGP プレビュー】
◆エイドリアン・スーティル
Q.エイドリアン、アブダビでは、力強い週末を過ごして満足しているんじゃないかと感じているのですが?
エイドリアン・スーティル(以下、スーティル):P8、P9という結果は僕たちにとっては素晴らしい物だったと思う。できる限りのことをして、満足できる結果を出すことができたよ。レース全体を通して、ミハエル(シューマッハ)と接近戦を繰り広げていたんだけど、(僕とミハエルの)ペースは似たようなものだったから、レースの最後まで、彼のDRSゾーンに入ることができなかったんだ。メルセデスと戦えるポジションにいる事は、凄く良い事だし、インドでのレースと比べて、力強くなっていたのは明らかだった。ブラジルに向けて、良い兆候さ。
Q.ブラジルでも同じようなパフォーマンスを発揮できると思いますか?
スーティル:インテルラゴスでも、僕たちは強いと思うよ。アブダビでは、僕たちの前を走っている連中はあまりに速すぎた。僕たちはできる限りの事を、達成できたと思うよ。今週末のレースでも、(アブダビのレースと)同じことをするのが目標さ。個人的には、ドライバーズランキング9位を獲得して、シーズンを締めくくりたい。少なくともあと、4ポイント取る必要があるけどね。
Q.ブラジルでのレースには、どのような思い出がありますか?
スーティル:ブラジルでのレースは、常に、特別なレースなんだ。観衆は(F1に対して)物凄く熱心だし、彼らが素晴らしい雰囲気を作ってくれているんだ。マシンをドライブしている時でも、観客の皆が僕らを応援してくれているのが聞こえるんだ。ブラジルでの、僕自身の結果に関して言えば、良い思い出も、悪い思い出も両方あるよ。2009年の予選で、3番手につけたのは良かったけれど、レースは予定していた通りにはいかなかったんだ。実際のところ、インテルラゴスではそれほど運が良かったことはないし、未だにポイントを取っていない。今年こそは、その流れを変えたいね。
◆ポール・ディ・レスタ
Q.ポール、我々は、シーズン最後のレースのためにブラジルへ向かいます。ブラジルのサーキットについてどのような事を知っていますか?
ポール・ディ・レスタ(以下、ディ・レスタ):正直に言えば、それほど多くの事を知っているわけではないんだ。去年はリザーブ・ドライバーとして、ブラジルにいたけれど、ドライブしたことはないんだよ。場所(サーキット)を実際に見たし、トラックも歩いたけれど、それ以上の事は何もないんだ。高低差があるし、いくつか特殊なコーナーもあるから、トリッキーなサーキットみたいだね。反時計回りのサーキットでもあるし、体力的にも(普段のサーキットよりも)きつそうだ。
Q.1年で最後のレースになりますが、どのようにアプローチしていくつもりですか?
ディ・レスタ:他のレースと何も変わらないよ。確かに、チャンピオンシップでは、ザウバーや、トロロッソに対して十分なギャップがあるけれど、アグレッシブに行く必要があるし、プッシュを続けていかないといけないんだ。ルノーを捕えるためには、いつもと異なるレースになる必要があるし、少し運も必要だけれど、前を走っている彼らとはそれほど離れているわけではない。アブダビでの僕らのポジションと同じ位置から、ピックアップしていく必要があるね。もう1度、ダブルポイント・フィニッシュができるのを期待しているし、それができれば、シーズンを素晴らしい形で締めくくる事ができるだろうね。
Q. F1での最初の1年を振り返って、今シーズンにはどのような思い出がありますか?
ディ・レスタ:今年は信じられないほど素晴らしかったし、全ての瞬間を楽しんでいたよ。本当にあっという間の1年だったし、もうシーズン最後のレースだということが信じられないね。僕にとって最初のレースとなったメルボルンと、予選で6番手につけた、初めてのイギリス・グランプリは、その中でも特別に素晴らしい瞬間だったよ。シルバーストンの雰囲気は、本当に特別だったね。これまでに経験したことがない物だったし、決して忘れる事はないよ。