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オリジナル リリース – スクーデリア・フェラーリ・マールボロ 【日本GP(金)】

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3年ぶりに戻ってきた鈴鹿サーキットは、午前中のセッションでは雨が降り始め、午後のセッションでも降り続ける状況で幕を開けた。午前中には多くのドライバーがラップを刻むことができたが、午後にはそうは行かなかった。ステファノ・ドメニカリ代表は、「技術的には全く必要がなくとも、雨の中グランドスタンドで見続けてくれたファンのために最低1回は走ろうと決めていたんだ。走ったのはウェットの状況の中でのみだったが、マシンの状況はよさそうだった。天気予報どおりにいけば予選と決勝はドライコンディションとなる予定のため、マシンを最善の状態に持っていく時間が少ないことになる。そういった状況では様々な予想外の状況を想定しなければならない。フェラーリのパフォーマンスに関しては、F60においてとった重要な決断もあり、過去数レースと同等のパフォーマンスを確保している。残された不安要素はタイヤのパフォーマンスのみだ。タイヤについて今シーズンは今までで一番予想がつきにくい状況だからね」。

◆キミ・ライコネン
フリー走行1=8位/フリー走行2=11位
「今日のコンディションは非常に難しかった。明日には状況が変わってドライで走れるといい。午前中のセッションでは状況が刻一刻と変わったため、他のチームと比べて自分がどの位置にいるのかを把握することが難しかった。僕は主にマシンに集中し、ハンドリングの特性を理解しようと努力した結果、状況は明るいように思う。僕らはコンストラクターズで3番手のポジションを確保するためにあらゆることを試していかなければならないけど、マクラーレンも強いし、まだ追いつかれてはいないもののシンガポールでの成績もよかった。3年ぶりの鈴鹿は以前と比べるのは難しい。マシンもタイヤも2006年とはまるっきり別物だからね」。

◆ジャンカルロ・フィジケラ
フリー走行1=4位/フリー走行2=15位
「今日は雨に振り回されたけど、日曜日は晴れるそうだね。ということは全てがより複雑になっていくということだ。今朝のセッションについては満足している。早い段階でマシンとのいいフィーリングが築けたし、毎周毎周より速いラップを刻めたからね。シンガポールよりもいい成績を残したいけど、難しい課題になるだろう」。

◆クリス・ダイアー
「今朝は雨の中で最初はエクストリーム・ウェットタイヤで、その後にインターミディエイト・タイヤをテストし、有意義な時間をすごすことができた。両ドライバー共にこのコンディションにおいてマシンのハンドリングに満足し、もし雨のレースとなったら友好なデータが取れているといえる。午後のセッションではあまりに雨が強く、コースコンディションも悪かったため、走ってもマシンにダメージを与えてしまうリスクの方が大きく、反対に得るものは少ない状況だった。しかしこの状況の中でもジャンカルロはしっくりきていたようで、彼のドライバーとしてのスキルをうかがわせた。この状況ではレースウィークで使用可能なレインタイヤの本数を加味して判断をしなければならない。重要な場面においてタイヤが足りない状況を避けるため、このセッション終盤には中古のタイヤで数周をこなし、グリッドでのスタート練習を行った」。

(翻訳:Noah Sellen / 編集:Moto)
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