リリース – ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス【アブダビGP(日)】
◆ヘイキ・コバライネン
決勝=11位
「スタートが凄くよくきまって、何台か抜くことができた。残念ながらマシンは最良の状態ではなかったし、燃料をたくさん積んでいたため車体が重く、これ以上のパフォーマンスを見せるのは難しかった。だけど最終ラップの最後のコーナーまで戦い続けたよ。ピットストップの後はKERSシステム※1が作動しなくなってしまい、KERSを使用しない走り方にドライビングを調整していかなければならなかった。だけどこの最終戦が終わってシーズンを振り返れば、コンストラクターズで3位を獲得するという素晴らしい結果を残せたわけだ。これはチームの努力によるもので本当に感謝している。あきらめずに取り組んだことでこの結果を呼び込むことができたし、僕は2005年以来初めてコンストラクターズでフェラーリに勝つことができたチームと共に仕事ができたことを誇りに思う」。
◆ルイス・ハミルトン
決勝=リタイア
「スタートはよかったんだけど、早い段階でブレーキが何かおかしいと気がついた。その後さらに3〜4周すると右側のリヤブレーキに問題があるとわかり、そのためセバスチャン(レッドブル)とマーク(レッドブル)とのギャップを広げることができなかったんだ。この問題がさらに悪化したとき、チームラジオでピットに戻るように指示された。今週末を通して見せていたいいパフォーマンスを決勝でも見せることができなかったのは残念だけど、レースって時としてこういうものだ。今日の結果はともかくとして、シーズンを通じてチームが達成したことには誇りを持っていいと思う。シーズン序盤でマクラーレンがコンストラクターズで3位になるなんて誰が予想できたろう! 劇的で素晴らしいシーズンとなったけど、今はもう来年が楽しみだ。来シーズンはまたワールド・チャンピオンに向けた走りができるだろうからね!」。
※1:KERS
ブレーキング時のエネルギーをチャージして、推進力にするシステム。