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オリジナル リリース-フォース・インディア・フォーミュラ ワン・チーム【中国GP(木)】

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エイドリアン・スーティル
Q.マレーシアで今シーズンの初ポイントを獲得しましたが、レースを終えた感想は?
「ようやくポイントを獲れて、もちろん嬉しかった。ルイス(・ハミルトン)と競り合って、いい結果を残せた。F3ではこんなことがしょっちゅうあって、F1でも何度か経験してきたけど、彼とのバトルはいつも楽しいよ。お互いに敬意を払っていて、彼が勝てば僕も喜ぶし、僕がいいレースをすれば、彼も祝福してくれるんだ。とにかく、最後まで走ることができたから、なによりだった。マシンにはその力があると思っていたから、ポイントを獲得するのは時間の問題だった。これからのシーズンに向けて、やる気十分さ」。

Q.次の中国GPはどんな見通しでしょう?
「次の中国はこれまでと少し違ったレースになるけど、マレーシアとは類似点もあるんだ。もちろんコースは違うけど、ここで必要なストレートのスピードは僕たちの得意分野だし、中間セクションの低速コーナーでは、ダウンフォースが重要だ。この点でも、僕たちのマシンはコースに合っていると思う。戦闘力については心配していない。かなりの仕上がりで、トップ10に入って戦えると思うよ。この段階としては、とても有望さ」。

Q.上海での目標は?

「自信を持って臨めると思うよ。マレーシアの結果もそうだけど、バーレーンとオーストラリアも悪くなかった。中国でも、同様のパフォーマンスを見せることができるはずさ。気温は少し低くなる。重要なのはストレートのスピードで、これは僕たちにとって有利な材料だ。低速コーナーのために、ダウンフォースも必要なんだ。きっと上海でも、いいレースができるだろう」。

ヴィタントニオ・リウッツィ
Q.次の上海はどうなると思いますか?
「さらにマシンを進歩させるべく、努力しているよ。シミュレーターを使ったトレーニングを行なって、マシンも改良してまたポイントを獲得し、これまでの勢いを持続したいと考えているよ。ここは好きなサーキットのひとつなんだ。これまでもいい結果を残してきたからね。実際、これまでのベストリザルトをマークしたのも中国だった。2007年にトロ・ロッソでセバスチャン・フェッテルと僕が4位と6位になったんだ。上海のレースを前に、僕たちの力には自信を持っている。Q3まで進むことができたし、そこから好レースができるという期待もあったんだ。マレーシアでは楽に走ることができたから、このまま幸運を維持して今回もまたポイントを獲りたいね」。

Q.このコースを走るのは楽しいですか?
「セパンに近いところがある。高速コーナーがたくさんあって、1コーナーや7コーナーは非常に難しいんだ。全体の流れが大事で、高度なテクニックを求められるコーナーもある。天気が変りやすいから、レースはいつも荒れる。総合的にみて、楽しみなレースだし、またポイントを獲得できると信じているよ」。

ポール・ディ・レスタ(リザーブドライバー)
Q.フリー走行で2回走りましたが、そこから得たものは?
「マレーシアでは、比較的よくやったと思う。シミュレーターを使えなかったから、コースはまったく判らなかったし、コンディションも難しかった。気温が高いとタイヤの状態も変ってくるのでたいへんだったけど、進歩することができた。自分自身も成長できたし、経験を積んでいるよ。体力的には問題なかったけど、暑さと湿度は別だった。DTMでもマシンの中が暑くなるけれど、あれほどの経験は初めてだったよ。だけど、それも勉強の内だから、いい刺激になったよ」。

Q.オーストラリアではスーティル、マレーシアではリウッツィと、違うマシンに乗ったわけですが、難しくはなかったのでしょうか?
「クルーごとにやり方が違って、エンジニアやメカニックも別だけど、マシンに大きな違いはなかったね。ふたりがどんな好みで基本のセッティングを進めているかは判らないけれど、進めるプログラムはどちらに乗った場合もまったくおなじなんだ。自分のマシンではないということを意識して、慎重な走りをこころがけ、安定してデータを収拾できるよう、努力しているよ」。

Q.上海インターナショナル・サーキットを走ったことはありますか?
「いや、また初めてのサーキットだし、シミュレーターも使っていないから、白紙の状態から初めてのサーキットを覚えることになるよ。すくなくとも、(ヘルマン・)ティルケ※1らしい幅の広いコースは経験したことがないわけだから、このまま順調に力をつけていきたい」。

※1 ヘルマン・ティルケ
近代F1サーキットの多くを手がけるデザイナー。

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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