オリジナル リリース-BMWザウバー・F1・チーム【シンガポールGP(木)】
「シンガポールでは一度もレースをしたことがないですけど、シミュレーターで走っているので、このトラックのことは分かってます。これまで開催された2年間は、トヨタのリザーブ・ドライバーとしてチームと一緒にグランプリに参加していたので、シンガポールとトラックのことは知ってますよ。街の中に大きなトラックだあるんです。この雰囲気は最高ですね。観客としては、カレンダーで最高のイベントだと思いますよ。ナイトレースは、GP2で2009年の2月のカタールを走ったことがあります。そこでは4位だったんですけど、一番記憶に残っているのは、ものすごい砂嵐ですね。ここではモンツァのときよりもパフォーマンスを発揮できると思います。もちろん、ホームの鈴鹿に向けていい結果を残したいですよ。シーズン中にチームメイトが変わるのはいい刺激になると思うんで、ニックと仕事をすることが楽しみです」。
◆ニック・ハイドフェルト
「マシンに戻るのが本当に楽しみだよ。ただレースに戻れることを楽しみにしているわけじゃないし、復帰後、初のレースがシンガポールGPなのはラッキーだと思う。2年前に、ここは僕のお気に入りのレースになったから。ストリート・サーキットだけど、タフなサーキットなんだ。バンプの状況がどうなってるか見るのが楽しみだよ。2008年から2009年にかけて、トラックの状況は悪化していたけど、ちゃんと整備されているみたいだからね。ナイトレースの雰囲気は、とにかく最高さ。もちろん、まだドライブしてないから、マシンが合うか想像するのは難しいけど、見た感じと聞いた話では、モンツァよりもパフォーマスンスを発揮できると思う。それから、チームに残ってた去年の僕のシートが使えることが分かったのは良かったよ。おかげでかなり時間を節約できるだけじゃなくて、いいシートだったから、すわり心地もいいんだ。普通はそこまでもって行くのにかなりの時間が必要だからねジェームス・キーと可夢偉のことを知って、2人と働くのが本当に楽しみだよ」。
◆ジェームス・キー(テクニカル・ディレクター)
「シンガポールは、今年の残り5戦、フライアウェイのスタートとなるレースだ。トリッキーでテクニカルなサーキットで、伝統的にバンピーだから、メカニカル・グリップとセットアップが重要になる。恐らく、コーナーと高いダウンフォース・レベルが必要と言う性格から、ストリート・サーキットとしてはモナコに近いだろう。もちろん、ナイトレースという点では独特なレースだ。サーキットのコンディションを見て、金曜日に可能な限り正しいセットアップを見つけ、タイヤをしっかり理解することが最善の方法だ。他に重要なことは、オーバーテイクが難しいから、特に予選のパフォーマンスに集中しなければならない。マシンは空力面で大きなアップデートがある。フロントウイングとディフューザーを含めた、様々なパーツを用意した。新しいパッケージが予定通りに機能してくれることを願っている。どうなるか見てみよう」。