F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ロバート･クビツァ
グリッド=11番 / 決勝=5位
「素晴らしいレースでシーズンの最後を飾ることができたよ。スタートでクラッチに問題があって、2つめのコーナーを抜けたところでは14番手だったんだ。セーフティ･カーで出る時に(エイドリアン･)スーティルを交わせたことが大きいね。そのあとは(小林)可夢偉のうしろに引っかかったけれど、相手はコーナーへの進入が深くて、なかなか抜けなかったよ。ターン9の立ち上がりで並びかけると、可夢偉はインについていたから、アウトから前へ出ることができたんだ。あれが重要なポイントで、あとはマシンの性能を最大限に引き出して、ペースを上げることに集中したよ。今日の午後もマシンは相変わらず扱いにくい状態だったけれど、失うものはないから、攻めの走りに徹したんだ。11番手のグリッドからここまで順位を上げられたんだから、すごく満足してるよ」。

◆ヴィタリー･ペトロフ
グリッド=10番 / 決勝=6位
「追越しが難しいコースだけに、厳しいレースだったよ。今回は初日から速く走れてたし、チームの仕事ぶりは素晴らしかったね。スタートは良くて、1コーナーでいくつか順位を上げたけれど、先週のブラジルみたいな事態を避けるため、慎重に走ったよ。セーフティ･カーが出ている間にピットストップを済ませたのは、正解だったと思う。それからはタイヤに負担をかけないように、気をつけながらできるかぎりペースを上げたよ。そのまま、ピットに入らずにゴールまで走りきるつもりだったからね。フェルナンド(･アロンソ)と長いあいだ競り合ったが、こちらの方がトップスピードは速くて、状況を上手くコントロールすることができたんだ。あとは自分の仕事をこなしただけだよ。抜きに来られたら、接触しないように気をつかったはずだけど、そういう動きも見えなかったよ。戦うために走ってるんだし、相手が誰であろうと関係ないよ。今日のレースでは、そういう姿勢を示せたんじゃないかな」。