F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ナレイン･カーティケヤン
グリッド=22番 / 決勝=17位
「僕たちにとって、かなり面白いレースだったよ。ベスト･ポジションでのフィニッシュを成し遂げられたんだ。今日はウエットでもドライでも上手く走れたよ。最後のインターミディエイト･タイヤ（ドライとレインの中間のタイヤ）でもう少し、トラックに留まりたかったね。そのタイヤでトニオ（リウッツィの愛称）をパスしたから、もう１周あれば、もっとトラック･ポジションを稼げたかもしれないね。どんな理由があろうと、僕の中ではまだインターミディエイト･タイヤで行くと思っていたし、スリックで行くぞ、というチームの呼びかけを受け取っていなかったんだ。ピットを出て初めて、履いたタイヤがスリックだということに気づいたけど、その時にはもう濡れたラインにいて、マシンがスライドして大きくポジションを失ってしまったから、遅すぎたよ。だけど、そこを除けば、何台かのマシンや、（ジェローム･）ダンブロジオと（ティモ･）グロックをオーバーテイクできたから、楽しいレースだったよ。レースを完走できて、満足しているよ」。

◆ヴィタントニオ･リウッツィ
グリッド=20番 / 決勝=13位
「クレイジーなレースだったね。まあ、クレイジーなレースほど僕は好きなんだけどね。予選で素晴らしい結果を残した土曜日から、全てが正しく行うことができたから、チームのみんなにとっては、素晴らしい結果だよ。こんなコンディションでは、常にギャンブルが必要だし、正しい時に、正しい場所にいないといけないんだ。僕たちは正しい判断をしたし、チームはピットストップでも完璧な作業をしてくれたんだ。この先も多くの作業があるけど、今回の結果は、今後に向けての素晴らしいスタートになるんだ。アップデートは助けになってくれたけど、こんなコンディションではタイミングが重要で、正しい時に、正しいタイヤを履くことが重要なんだ。ピットストップも素晴らしくて、何もかもが上手く行ったよ。全てのアップデートが上手く機能したからポジティブだし、今後のレースで、さらに力を出すために、懸命にプッシュを続けていかないといけないんだ。ほかの連中のマシンをオーバーテイクすることができたのは、素晴らしい感触だったよ。僕たちは常に、直近のライバルにチャレンジすることに集中しているけど、今回のレースで、僕たちのマシンよりもずっと速いマシンをオーバーテイクすることができたのは、素晴らしかった。今回のレースで必要なことは、スムーズにマシンをドライブして、コントロールをしていくことだけだったんだ。きちんとしたレースができているときの気分は、いつだって素晴らしい物だよ。シーズンでのベストリザルトを達成できたし、チームにとっては素晴らしいことだよ。今回の結果が、今シーズンのベスト･フィニッシュにならないように、プッシュしていくつもりだよ。今後はもっといいポジションでフィニッシュしたいからね」。