F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ナレイン･カーティケヤン
フリー走行3=24位 / 予選=24位
「難しいセッションだったよ。ギヤボックスの問題が生じて、昨日トラックで失った時間を取り戻せなかったんだ。マシンのブレーキング時のバランスが最適ではなかったから、少し心配していたけど、それ以外は大きな問題は起きなかったんだ。トラックはトリッキーだし、全てのコーナーが、長いストレートにつながっているから、小さなミスを犯してしまうと、多大な代償を支払うことになるんだ。だから、ブレーキングでマシンを十分に止められなかったり、エイペックスをほんの数インチはずすと、ストレートを走ってる時に不利になってしまうんだ。ラインを外したときには、グリップがあまり無いから、かなり精密にこなさないといけないんだ。多分、もう少し多くラップをこなすことができただろうけど、重要なことは、予選を通過したことだし、今は、明日のレースを戦わなければならないんだ。ここは僕にとって初めて走る場所だから、全てのことがいい経験になるし、全部ポジティブに受け止めないといけないね。今は、マシンと自分自身を改善することにトライしないといけないし、僕たちがどれくらいやれるのか様子を見てみるよ」。

◆ヴィタントニオ･リウッツィ
フリー走行3=22位 / 予選=22位
「昨日は、マシンのバランスに問題を抱えていたんだ。リヤタイヤがオーバーヒートしていたし、コーナーの出口でスライドしていたんだけど、今日の午前中のセッションで、バランスを改善しできたよ。主なライバルのヴァージンがいくらか前進したみたいだから、難しい予選セッションになるのは分かっていたんだ。今回のような暑いコンディションの中で、僕たちはリヤ･タイヤに苦労しているから、明日は難しいレースになるだろうけど、楽しみにしないとね。明日は、明日だし、どうなるのか様子を見てみるつもりだよ。競争はこれからなのは間違いないし、いつも通り、レースの最後のラップまで戦い続けるつもりだよ。今後のレースに向けて、マシンをよりよくするために、理解を深めトライしていかないといけないし、僕たちのターゲットに向けてプッシュし続けていく必要があるんだ。明日のスタートで、ティモ（･グロック）の前へ出るようにトライして、そのあとは、タイヤを持たせるのが重要だね。明日は難しいレースになるだろうけど、母国のファンのために、最大限にいい結果を残せるようプッシュするつもりだよ。モントリオールでのレースの結果の後、僕たちが昼夜を問わずプッシュし続けているのを証明することができたから、ファンのみんなは僕たちチームを信じることができると思う。チームのホーム･グランプリで、こういうタフなコンディションに直面しているのは残念だけど、僕たちは最後まであきらめないよ」。