F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

【イギリスGP プレビュー】

◆ティモ･グロック
「ヴァージン･レーシングが初めて経験する地元のレースだけに、チームにとって、エキサイティングな週末になるはずさ。年間を通じて最高のサーキットであるシルバーストンが戻ってきただけじゃなくてね。今週末のスケジュールから見て、多くの友人やサポーターが駆けつけて、大いにレースを楽しんでくれると思う。僕自身もシルバーストンが好きだし、新しく改修されたセクションがどうなっているか、とても楽しみなんだ。最初の9レースはあっという間に終って、もうシーズンの折り返し点に来たというのは、ほとんど信じられないくらいだよ。バレンシアでは僕もルーカスも健闘できたし、マシンへの改良が効果を発揮していたんだ。そのすぐ後に、シーズンの節目を迎えられるのは良いことだよ。今回は、これまでで最も大きな変更が加えられるから、金曜のフリー走行が始まった瞬間から威力を見せてくれるものと期待しているよ。順調にいけば、後半戦はこれまで以上の戦いができるだろう。このレースの見通しも明るいし、ヴァージン･レーシングのファンと触れ合うのを楽しみにしているんだ。声援に応えられるようにしたいね」。

◆ルーカス･ディ･グラッシ
「僕はブラジル出身で、ティモはドイツ人だけど、やはり今回はチームの地元レースだし、とても待ち遠しい気持ちなんだ。新しいチームを白紙の状態からまとめていくのは難しいことだったけど、チームは地元で活躍するのにふさわしい努力を重ねてきたから、皆が楽しめるようなレースにしたいね。ティモと僕は、今週はずっとシミュレーターを使って改良されたマシンと新しいコースに慣れるように練習してきたんだ。今回は、これまででいちばん大きなアップデートが加えられるから、きっと大きな効果を発揮してくれるだろう。だから、本物のマシンでコースに出られる金曜がとても楽しみなんだ。シルバーストンのコースは、本当にに素晴らしいよ。GP2で走ったことしかないけれど、まさしく本物のサーキットで、F1マシンに乗って走るのを心待ちにしているよ。新しいセクションもなかなかのものだね。忙しい週末になるだろうけれど、バレンシアの内容がよかったから、チームの士気は上っているよ。その勢いを保って、今回も良い結果を残したいね」。