オリジナル リリース-スクーデリア・トロ・ロッソ【ベルギーGP(木)】
【ベルギーGP プレビュー】
ドライバーの夏休み
◆セバスチャン・ブエミ
「ブダペストのレースの後は、モナコの家へ帰って”ガス抜き”したんだ。最初の2〜3日は、これまでのシーズンを振り返ったり、これからの7レースをどう戦うか考えて過ごしたよ。そのあともまだ仕事モードで、ファエンツァへ飛んで、工場が閉められるまでエンジニアたちといろいろなデータを検討したし、このあとどういう方向へ進むべきか話し合ったんだ。そしてもう一度モナコへもどって、2日ほどスパに備えて体を鍛えたけれど、ビーチで過ごしたり、のんびりする機会もあったんだ。休みの間も移動が続いて、次に向ったのは母国のスイス。そこでは友だちの結婚式に出席したんだ。それからハイメ(・アルゲルスォリ)とオーストリアへ行て、体力測定や心理テストを受けた。ちょうどその時にサッカー、チャンピオンズ・リーグの試合があって、レッドブル・ザルツブルクとアポエル・テル・アヴィヴが戦ったんだけど、残念ながらレッドブルのチームが負けてしまったんだ。来週はアウェイの試合だから、厳しい状況だ。驚いたことに、真夏でもアイスホッケーの試合があって、会場で僕とハイメが観客に紹介されたよ。それからようやくまたモナコへ帰って、トレーニングと休養の毎日を過ごしたんだ。写真にある通り、サーフィンをやったんだけど、スパの前にマリンスポーツを楽しむのは大事なことなんだ。もちろんレースが大好きでいくらでも走っていたいんだけど、たまには休むのも良い。残る7レースを前に休養を取るのは必要なことなんだ。もちろんスパのレースをとても楽しみにしているよ。去年も、あのコースでは、勝負になるタイムが出せたしね。目標はポイント獲得。チームのみんなが今度のレースには自信を持っているし、終盤にむけて勢いをつけたいと思っているよ」。
◆ハイメ・アルゲルスォリ
「ブダペストのレース後、バルセロナの自宅にもどって、若干のトレーニング以外は何もしないで過ごしたよ。それからイビサ島へ行って、本格的にバカンスを楽しんだんだんだ。いつも夏は家族であの島へ行くことになっているからね。DJをやったり、レースのことはしばらく忘れて友だちや家族と過ごしたよ。その週末にはオーストリアのフーシルへ行って、レッドブルと契約しているアスリートが集まって体力面と心理面の検査を行ったんだ。そこでセバスチャン(・ブエミ)と4日ほど楽しい時間を過ごしたよ。体力テストの結果は、開幕前とおなじ。シーズン中はいろいろやることがあって、トレーニング・メニューを守るのが難しいことを考えれば、いい結果だった。オーストリアからイタリアへ飛んで、カートのイベントに参加したりしたよ。ファエンツァではレースを離れたチームのスタッフとも、いろんなことをして楽しむことができた。彼女と合流して、ガルダ湖で温泉に入ったり、フィレンツァやヴェローナを訪ねたりと、イタリア旅行を楽しんだんだ。それから僕はファエンツァに残って、そのままチームのみんなとスパへ移動した。またレースをするのが楽しみで仕方がないよ。3週間ほど走っていないけれど、レースについて考えない日は1日もなかった。スパについては、好きな高速コーナーが主体だから、僕には向いていると思う。当面のライバルはダウンフォースを効かせるコースに強いから、スパのような所では、僕たちが有利だと思う。ドライバーの腕がモノを言うサーキットで、何が起っても不思議じゃない。ポイント獲得はじゅうぶん狙えるだろうね」。