F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
フリー走行1=13位/フリー走行2=4位
「まだ金曜だから、今日のタイムはあんまり意味がないよ。忘れてはならないことは、マシンの序列は、どのトラックにいるかで、大きく変わることなんだ。スパとモンツァでかなり強かったけど、ブタペストとシンガポールではそこまで強くなかったマクラーレンだけ、気をつけないといけないよ。ここ鈴鹿での状況を判断するには明日が終わるまで、待つのが最善なんだ。モンツァ以外では彼らは常にやりとげてきたし、理屈では、レッドブルをここで負かすのは難しそうだよ。日曜日になって負けたレースもあったから、結論を出すのは待つべきだよ。今日は、完璧なラップをまとめることができなかったし、まだ改善の余地はある。どうすべきか考えるためにデータを分析しないとならないけれど、もちろん、他も同じことをやるんじゃないかな。明日の予想は雨。もしそうなると、集中してどんあミスも避けないとならないけれど、ウェットでは多くの労力がいるんだ。あとは、適切なタイヤで、適切なときに、適切なところにいるかどうかという、運によるところが大きいね。予選の目標はトップ5。レースでどうなるかはそれからだよ」。

「セルジオ･ペレス、フェラーリ･ドライバー･アカデミー(FDA)へようこそ。僕のように、他のFDAのドライバーとともに、フェラーリ･ファミリーの中で心地よく感じるだろう。僕は全員を知っているけれど、マラネロでの1年目に僕がそうだったように、共有のラテン文化が、彼を助けてくれるんじゃないかな」。

◆フェリペ･マッサ
フリー走行1=11位/フリー走行2=5位
「レッドブルがかなり速いと思っていたし、もしかすると、想像するよりもずっと速いかもしれないね。とはいえ、明日はウェットの予選になるかもしれないし、何でも起こる可能性があるんだ。努力して、どんな状況も、最大限に活かさなければならないよ。トラックがドライだろうと雨が降ろうと、目標を変えずに、予選をできるだけ上手にやることさ。多くの高速コーナーのために、トラックはタイヤにかなり厳しいね。だから、タイヤの適切な管理がレースでは重要になりそうだよ。性能の点で、ここのトラックでは絶対に利点があるから、ブローン･リアウィングを使う。マシンに改善の余地はまだあるけれど、性能の観点からは、あまり変化は期待できないね」。

※ブローン･ディフューザー
レッドブル･レーシング発のディフューザー。排気圧による風圧を吹きつけることで、空気の流れを制御してダウンフォースを稼ぐ。