F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
フリー走行3=3位/予選=3位
「予選の展開には満足してるし、マシンのポテンシャルをすべて引き出すことができたんじゃないかな。Q1の段階から戦闘力に自信を持つことができたし、Q2、Q3でもそれを改めて確信したよ。最終的にポール･ポジションを逃したけれど、路面のきれいな側からスタートできるから、2位よりも3位の方が良かったよ。伊達に17戦で14回もポール･ポジションを獲ったわけではないだろうから、レッドブルが強いことは予想していたんだ。だけど、差はわずかだから、明日のレースは勝負になると思う。良いスタートを切って、1コーナーでは、あまり無理をしないようにしたいね。何が起るかわからないし、もっとも大事なのはチェッカード･フラッグを受けることだから。追越し可能なカ所がふたつほどありそうだけど、実際のところはレースをしてみなければ何とも言えないね。タイヤの消耗が他のサーキットより激しいから、いかに保たせるか、どんな戦術を採るかが肝心だろうね。ソフトタイヤはグリップするけれど、ハードタイヤの方は、かなり苦労しているよ。だから、ピットストップは1回で済ませられないかもしれない。その上、天気という不確実な要素が絡んでくるだろうからね。それでも状況は鈴鹿の時よりかなり良いよ。レッドブルとの差は小さいし、(ルイス･)ハミルトン、(ロバート･)クビツァという手強いライバルが後ろにいるからね」。

◆フェリペ･マッサ
フリー走行3=6位/予選=6位
「結果には満足できないよ。特に6番手だと路面の汚れた側からスタートすることになるし、こういうコースでは大きなハンデを背負わなければならないからね。Q2ではマシンの状態が昨日より格段に良くなっていて、上位を争うことができると期待していたんだ。ところが、残念なことに新品のソフトタイヤを履いて走ったQ3で唯一のチャンスを、コースの混雑に妨げられてしまったんだ。あの状況では、出来るかぎりのことをしたとしか言いようがないよ。路面の状態はさらに良くなって、ハードタイヤでもまずまずの走りができるようになっていたんだ。明日もこのままグリップは高くなっていくと思う。かなり厳しいレースになると予想しているよ。雨になると、路面の状況から、ふつう以上に滑りやすいだろうからね」。