F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェリペ･マッサ
グリッド=6番 / 決勝=10位
「今日の展開は本当に残念だったよ。早めにピットへ戻って、(マーク･)ウェバーの前でコースに復帰する予定だったが上手くいかなかったし、そのあとは僕もフェルナンドもほとんどレースが終るまで、ずっと集団の中に巻き込まれてしまったから。前にいたマシンはストレートでかなり速かったし、抜くことができなかったんだ。ここは素晴らしいサーキットなのに、追越しができる場所がないのは惜しいね。僕にとっては、明らかに期待はずれのシーズンで、もっと良い成績を残せるはずだったんだ。こうなったら、できるかぎりの準備を整えて来シーズンを迎えることに集中するしかないだろうね。犯したミスをくり返すわけには行かないからね。来週、早速ピレリタイヤの2日間のテストがあるんだ。新しいタイヤがどういう感触なのか、すごく興味があるよ」。

◆フェルナンド･アロンソ
グリッド=3番 / 決勝=7位
「ここまでタイトルを争ってきて、最後の最後で取り逃がしてしまったのは本当に悔しいことだけど、これがレースというものなんだ。スポーツは何でもそうかもしれないね。今日はスタートから戦術まで、何もかも上手くいかなかったんだ。後から考えればピットストップのタイミングが早すぎたということだけど、結果が出てからなら何とでも言えるよ。どういう作戦を立てるか、決断が難しかったことだけは間違いないよ。レッドブルの二人を祝福したい。今年は常にライバルたちから一歩リードしていたし、今日の成績も当然の結果だった。タイトルは獲れなかったけれど、レース前から言っていたとおり、素晴らしいシーズンだったよ。緊迫した争いが続いて、チームの雰囲気は最高だった。今は悲しい気持ちだけど、すこし時間をおいて冷静になれば、自分たちの仕事ぶりを誇れるようになるはずさ。これからも、今年とおなじように一丸となって目標へつき進んでいきたい。来年も、フェラーリの伝統、勝利への固い意志を持って、全力で戦うだけだよ。マシンを改善して、今年ドライバーやチームが犯したミスを二度とくり返さないように、万全を期して来シーズンに臨むつもりさ」。