オリジナル リリース-ピレリ【中国GP プレビュー】
タイヤから見た中国GP
2011年4月14日 上海
マレーシアGPの決勝レースが終了して72時間も経たないうちに、ピレリは2011年のF1世界選手権第3戦、中国GPに向けた準備を開始している。オーストラリアGPの時と同じく、各チームには金曜のフリー走行でのみ使用する予備のタイヤが供給されるが、その他の状況に変更はない。
◆ポール・ヘンベリー (ピレリ・タイヤ テクニカル・ディレクター)
「中国でもワクワクするようなレースが見られるものと期待している。これまでどおり、ピレリタイヤはエキサイティングな戦いを演出できるはずだ。戦いはいよいよ架橋に入り、思わぬトラブルを抱えるチームも出てくるだろう。セパンではさまざまな戦術がこころみられ、最後の10周ほどは特に波乱含みの展開となった。何事も、実際にやってみるまでは判らないものだ。マレーシアではタイヤの消耗が激しく、それがレースを盛り上げる一因となっていた。しかしもちろん、今回もチーム側の要望に注意深く耳をかたむけ、今後の開発に役立てるつもりだ。ただし、それによってタイヤ作りの基本的な方針が影響されることはない」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】