オリジナル リリース-ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス【カナダGP(日)】
【カナダGP 決勝】
こちらはマクラーレンのオリジナルリリースを元に[STINGER]が製作したリリー
スですが、内容はオリジナルのものと同じです。
◆ジェンソン・バトン
グリッド=7番 / 決勝=1位
「これまでで最高の勝利だったね。だから今日は僕にとって特別な日だ。最後尾から先頭まで、コース上でつぎつぎに前をゆくマシンを交わしていったんだ。ただ勝っただけではなくて、ライバルを抜いてチェッカード・フラッグを受けられたんだから、これほど素晴しいことはないよ。コンディションが変化する状況は難しいけど、僕自身はグリップを探りながら走るのが好きなんだ。勝てると思っていたモナコのあとだけに、こういう勝ち方ができたのはなんとも言えないね。セバスチャン(・フェッテル)が最終ラップにミスをしてくれたのはラッキーだったけど、たまにはああいうことがあってもいいね。ルイスとのことはよくわからないけど、ミラーにボーダフォンの赤い色が映るのは見えたんだ。でも、僕のリヤウイングもおなじ色だから、確信はなかったんだ。自然に左へ寄ったときに後ろから衝撃を感じて、共倒れになってしまうかと心配したよ。お互い、不可抗力だったということは判っているはずだよ。レースが中断されている間に話したときも、問題なかったよ。レース・エンジニアのデイブ(・ロブソン)に感謝したいね。彼と組んで勝つのは初めてだから、特に意味があるんだ。今は勝利の味を噛みしめていたいよ。笑いが止まらない気分さ」。
◆ルイス・ハミルトン
グリッド=5番 / 決勝=リタイヤ
「まずは信じられないようなレースをして勝ったジェンソンを祝福したいね。本当に素晴しい活躍だった。それから2台揃ってポイントを獲ることができなくって、チームに申し訳ないと思っている。最初から難しいコンディションだったけど、とにかくコースを飛び出さないように気をつけて走ったよ。ペースはまずまずだったし、マシンにも問題はなかったんだ。1コーナーでマーク(・ウェバー)が早めにブレーキングしたから、すこし接触してしまったんだ。インから前へ出ようとして縁石に引っかかって、フロントが流れてしまったんだ。追い上げてジェンソンの後ろに来たとき、相手が最後のシケインで突っ込みすぎて素早く立ち上がれなかったから、横に並びかけていったんだ。そこでラインにもどろうとしたジェンソンと接触してしまったよ。お互いに仕方がなかったと思う。ジェンソンは意識的にぶつかってくるようなヤツじゃないよ。今は次のレースに集中するだけさ。バレンシアでは問題がないように、もうすこし前のグリッドからスタートしたいね。レースのペースは十分あったから、これからもチャンスはあるだろう」。