F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ティモ･グロック
グリッド=21番 / 決勝=15位
「普通のレースじゃなかったし、難しいレースだったよ。今まで経験したレースの中で、1番長かったレースの内の1つじゃないかな。レースの最終パートは少し残念だったね。かなりいいペースだったし、（ヤルノ･）トゥルーリを何とか捕まえてパスしたんだけど、そのあとで、フロントタイヤを激しくロックアップしてしまって、最終的にかなりの犠牲を払うことになったんだ。振動が酷くなったから、ストレートですら全開で行くことができなくなっちゃったんだ。だから、（ナレイン･）カーティケヤンが後ろに迫ってきたとき、前を守ろうとしたけど、彼は最終コーナーで行動を起こして、僕をトラックの外に押し出したんだ。僕を抜いたときに、彼はシケインをショートカットしていたし、ジェロームもその事故で僕を追い抜いていったんだ。最終ラップではタイヤが完全に駄目になってしまってて、できることは何もなかったよ」。

◆ジェローム･ダンブロジオ
グリッド=23番 / 決勝=14位
「ただただ信じられないレースだったよ。4時間もレースてたんだからね。こんなことは今までに経験したことがなかったよ。かなり特別なものだったね。浮き沈みが激しいレースだったよ。赤旗が出る前に、僕は2回ピットストップをしてたし、リスタートのあとには、ティモとレースをしていたんだ。何が起きてるんだ？と思ったよ。クレイジーだったね！ そのあと、最後のリスタートでは、青旗が振られて、タイムを大きくロスしたんだ。マシンをパスさせるために、濡れているオフラインに行かざるを得なかったし、僕たちのウエット･セットアップでは、前を走る連中と同程度のトップスピードがなかったから、最後はポジションをかけて争うことができなかったんだ。だけど、素晴らしいレースだったし、僕にとっては本当に良い経験になったよ」。