F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
グリッド=4番 / 決勝=2位
「今日はなんとしても表彰台にたつつもりだったんだ。これでトロフィーのコレクションからもれているのはアブダビと初開催のインドだけになったよ。今年中にすべて揃えたいね。素晴しいヴァレンシアのファンの前で、またシャンパンを味わうことができたのは最高の気分だった。今回の結果には特別な意味があるんだ。走行中にグランドスタンドを見るのは難しいんだけど、（マーク･）ウェバーを抜いたときに観客が沸いているのは感じられたよ。努力が報われつつあるという意味で、この成績は大きいよ。路面の悪い側からスタートしたから、最初の何100mかはくうしかったけど、さいわい2コーナーにアウトからひとつ順位を上げることができたんだ。あそこで、今日ペースの上がらなかったマクラーレンの前へでられてよかったよ。おかげでウェバーと競り合って、目標だった表彰台に立つことができたからね。ウェバーを捉えたあとは、（セバスチャン･）フェッテル攻略も考えたよ。F1ではなにが起こっても不思議ではないから、あきらめちゃいけないんだ。主にソフト･タイヤで走るという戦術は正解だったね。相変わらずレッドブルは強いけど、確実に差を詰めていることも事実だよ。このまま、1戦ごとに接近していきたいけど、次のシルバーストンは向こうに合ったサーキットだから、難しい戦いになるだろうね」。

◆フェリペ･マッサ
グリッド=5番 / 決勝=5位
「つねに誰かと競り合っている楽しいレースだったよ。プライム･タイヤではペースが上がらなかったから、オプションを中心にレースを組み立てたんだ。2回目のピットストップで問題が起こって、4〜5秒のロスをしたのが悔やまれるね。あれがなければ（ルイス･）ハミルトンと4位争いができたところだよ。今日はスタートしてすぐにマクラーレンを交わすことができたんだ。ハミルトンとフェルナンドを抜いて、ウェバーを捉えようとしたところで鼻先をふさがれてしまったんだ。接触を避けようとしているうちにフェルナンドに抜き返されたよ。2セット目のソフト･タイヤがやや問題だったけど、次ははるかに感触がよくなってたんだ。ミディアム･コンパウンドも悪くなかったから、最後まで戦い続けることができたよ。次のシルバーストンでは、このところの好調を維持できるかが課題だよ。ピレリ･タイヤの種類も重要で、ミディアムとハードの組み合わせだと、苦戦することになるかもしれないね」。