F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ルイス･ハミルトン
「2008年にシルバーストンで上げた1勝は、これまでのF1生活でもっとも感動的な勝利のひとつだったんだ。これからも、あの時のことを忘れはしないだろうね。表彰台の頂点に立って、無数のユニオンジャックが翻るグランドスタンドを見たときの気持は、とても言葉では表せないよ。今年のシルバーストンはコースもパドックも新しくなったけど、やってくる大観衆はこれまでとおなじなんだ。それこそが、イギリスGPのもっとも素晴しいところだろうね。今回からレギュレーションに変更があって、それがチーム間の力関係にどんな変化をもたらすか、興味深く見守ってるよ。エンジニアにとってはいつも以上にたいへんな週末になるだろうけど、きっと最高の対応を見せてくれるだろうね。シルバーストンは世界でも最高のサーキットの一つだから、もちろん楽しみにしてるよ。今年はDRS（可変リヤウイング）とKERS（運動エネルギー回生装置）の導入で、レース内容もこれまでになく充実するはずさ」。

◆ジェンソン･バトン
「シルバーストンでこれまでに挙げた最高の成績は2008年と予選の遅れを懸命に取りもどした昨年の4位だね。あまりツキに恵まれなかったサーキットだけど、今年は昨年からのレイアウト変更がいよいよ完了するんだ。スタート地点と1コーナーが変わって、素晴しいピットとパドックも出来上がった。これでシルバーストンは名実ともに世界最高のサーキットと呼べるようになるだろうね。全開で飛びこむアビイが1コーナーになるのだから、グリッドではきっと妙な気持になるだろうね。イギリスのファンはいつも変わらず、情熱的で見識に富んだ人々なんだ。彼らが見守る地元のレースで優勝することは、ぜひ叶えたい夢のひとつだし、どんなことがあっても全力で戦うつもりさ」。