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オリジナル リリース-ピレリ【ドイツGP(金)】

【ドイツGP フリー走行1 / フリー走行2】
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ウェバーが最速タイムを記録、試験型PZeroイエローがデビュー



2011年7月22日、ニュルブルクリンク

伝統のニュルブルクリンクで行なわれた2回のフリー走行では、フェラーリとレッドブル・レーシングが速さを見せました。各チームには金曜のみ使用が許される新型のPZeroイエロー・ソフト・タイヤが2セットずつ供給され、午前中のセッションではフェルナンド・アロンソがこのタイヤで1分31秒894の最速タイムを記録しました。これはすでにマーク・ウェバーが記録した2009年(ニュルブルクリンクで行なわれた最後のドイツGP)のポールタイム1分32秒230を上回っています。午後のセッションではレッドブル・レーシングのウェバーが現行のPZeroイエロー・ソフト・タイヤで1分31秒711を記録し最速となりました。

試験型のPZeroイエロー・タイヤは従来型以上の耐久性とデグラデーションの低さを実現したもので、そのうえラップタイムはほとんど変わっていません。今日の2度のフリー走行でそのことが証明されました。新型ソフト・タイヤは何度も繰り返し使用することができ、どんどん速さを増します。このことからも、耐久性が高まったことが分かります。現行のPZeroイエロー・コンパウンドと同様に、試験型のサイドウォールにも黄色のロゴが刻印されています。全チームが午前中にこれを使い、午後には両方のソフト・タイヤを使用しました。

天候は曇りがちで涼しく、気温は14度、しかし雨の予報は現実のものとはなりませんでした。2種類のソフト・タイヤに加えて、このレースにはPZeroホワイト・ミディアム・コンパウンドも供給されています。ミディアムとソフトのペース差は想定通りの約0.9秒で、レース戦略の幅は広くなるはずです。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「試験型PZeroイエロー・タイヤのパフォーマンスにはこれまでのところ満足しています。チームからの細かなフィードバックを聞いてからでなければ結論は出せませんが、現行型と変わらないペースを発揮しながらも耐久性が高まっていることは確認できました。ひとつの可能性としては、これを来年のミディアム・タイヤとして使うという選択肢もあります。今日は気温が低く、ソフト・タイヤを素早くウォームアップさせることが非常に重要なポイントとなりました。今週末はずっとそうなるものと予想されます」

今日の豆知識:
●旧ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェには300mもの高低差があります。しかし現行サーキットでは最高標高は627m、最低標高は565mであり、高低差は62mでしかありません。

●ドイツ人ドライバーはF1世界選手権でこれまでに119勝を挙げています。これはイギリスの214勝に次いで2番目に多い記録です。

●セバスチャン・ベッテルはすでにドイツ人としては史上2番目となる大きな成功を収めています。16勝を挙げている彼は、91勝を誇るミハエル・シューマッハの記録をこれからさらに追い上げていくことでしょう。

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