F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
グリッド=8番 / 決勝=4位
「ミディアム･タイヤに大きな問題を抱えて、普通より1秒半もペースが落ちてしまったから、今日は4位に入るのが精一杯だったんだ。正直なところ、勝つのは無理だと思っていたけど、表彰台には届く可能性もあったね。最初はトップに立つことができたけど、それで返って後半が苦しくなってしまったんだ。スタートは上々で、内容のあるバトルもできたから、序盤は楽しかったよ。予選8位という状況からでも表彰台には立てたはずだから、その目標が達成できなくて残念だよ。状況は昨日と大きく変わっていて、夏場にしては低い気温が災いしたね。今のところライバルの見事な戦いぶりを賞賛するしかないけど、計算上不可能になるまで、逆転のタイトルを諦めるつもりはないよ。常に勝利を目指して頑張っていくよ。とくに次のモンツァは、フェラーリにとって特別なレースだから、反撃開始のきっかけにしたいね」。

◆フェリペ･マッサ
グリッド=4番 / 決勝=8位
「なかなか奇妙なレースだったよ。序盤はしっかり総意争いに加われたのに、タイヤの問題が発生して、マシンのバランスが大きく狂ってしまったんだ。ピットストップの際にフロントウイングを調整したこともあって、ミディアム･タイヤでは少し状態がよきなったけど、それでも思うようにペースが上がらなくて、対策を講じたときには、もう手遅れだったんだ。おまけに左後輪がパンクして、予定外のピットストップを行うことになったんだ。ロズベルグの後ろについたときは、相手のトップスピードが速くて、DRS（可変リヤウイング）を使っても抜けなかったんだ。シケインやラ･スールスのような低速コーナーが特に苦しかったから、距離を詰めてスリップ･ストリームに入れなかったことも大きいね。次はチームの地元で、僕自身にとっても重要なレースだから、ぜひ好成績を収めたいね」。