F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ジェンソン･バトン
グリッド=13番 / 決勝=3位
「ただ13位から3位まで追い上げたという単純な展開ではなかったんだ。スタートで誰かにぶつかられて、リヤウイングのエンドプレートにダメージを受けたし、破片だらけの1コーナーを抜けた時には、壊れたフロントウイングを拾って右側のミラーがなくなってしまったんだ。早々と予定外のピットストップを行うことになって、滑り出しとしてはほとんど最悪だったんだ」。

「チームがデータでダメージをチェックして、なんとかなると判断したから、少しでも有利な展開にするため何周か走ってからピットにはいることになったんだ。それからは、最後まで全開で走り続けたよ」。

「みんな左フロント･タイヤに問題を抱えてただろうから、いつペースを上げるべきか判断するのは難しかったよ。ダメージを抱えていたわりに、ペースは速かったから、どんどん順位を上げていくことができたし、レースそのものは楽しめる内容だったんだ」。

「マシンの状態は最高だから、これまでにないほど気持ちよく走れているよ。今回のような不運がなければ、もっと勝ち星を挙げられるだろうね」。

「モンツァではまともなレースがしたいよ」。

◆ルイス･ハミルトン
グリッド=2番 / 決勝=リタイア
「いい位置に着けて、フェラーリのうち1台を交していたんだ。だけど、（小林）可夢偉にぶつかって、なにが起こったか判らないうちにバリアへ激しく突っ込んでレースが終わってしまったんだ。前に出ていたから、なぜ接触したのか判らないよ」。

「今年は完走できないレースがいくつかあったけど、これもレースだから仕方ないね」。
「少なくとも、悪くないペースで走れたから、シーズンが終わるまでにひとつでも多く勝ちたいよ」。