F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆セバスチャン･フェッテル
グリッド=1番 / 決勝=1位
「すごく嬉しいよ。マシンは終始完璧で、必要なときに難なくリードを広げることができて、ほんとに助かったよ。30周を残して30秒差をつけていたから、セーフティ･カーが出たのはありがたくなかったけど、それでも思いどおりの結果になったよ。さいわい、ジェンソン（･バトン）との間に周回遅れが挟まっていたから、すぐに自分のリズムで走ることができたし、またリードを広げていったんだ。とにかく最高のレースだったと思う。サーキットは素晴しいし、シーズン中もっとも長いレースにもかかわらず、エンジンの状態にもなんら問題はなかったよ。ルノーはいい仕事をしてくれて、予選だけではなくて決勝でも、1周通していい走りをすることが難しいコースを上手く走ることができたよ。タイトル争いの上でも、すごく大きい1勝だよ」。

◆マーク･ウェバー
グリッド=2番 / 決勝=3位
「今年はいつも遅れを挽回する展開になっていて、去年のようなスタートができないんだ。そのあたりを少し検討する必要があるね。これは大きな課題で、解決できないとコース上でほかのマシンを抜くという余計なリスクを負うことになるんだ。DRS（可変リヤウイング）の効果が期待できない場合などは、とくに影響が大きいだろうね。今日も結局そのために最終的な順位をひとつ落としてしまったんだ。終盤、ジェンソンは速かったから、いずれにしても激しい争いにはなっていただろうね。セブ（フェッテルの愛称）の戦いは素晴しかったし、ここで表彰台に立てたのは、良いことだよ。もちろん目標は優勝だけど、マリーナ･ベイは難しいサーキットだからね。いつも100％の仕事をしてくれるクルーに、すごく感謝してる」。