F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
グリッド=5番 / 決勝=2位
「まずはセバスチャン（･フェッテル）のタイトル獲得をお祝いしたいね。あの若さで、今年は予選も決勝も完璧に戦って、見事に2年連続の王座に就いたんだから、素晴しいよ。来年は僕たちも頑張って、何とかストップをかけなければならないね。今日はいいレースができたし、もう少しで優勝を狙えるところだったんだ。予選ではマクラーレンとレッドブルにすこし差をつけられていたけど、タイヤの消耗や、いろいろな要素が絡んでくる決勝では逆転のチャンスがあったんだ。レースでも最初の5〜6周は引き離されたけれど、そのあと追いつくことができたんだ。この表彰台獲得で、残る4レースにも弾みがつくだろうね。楽しいレースだったし、なによりも戦術が重要だったんだ。このところの何戦かと違って、今日はペース的にも勝てそうなレベルに達していたよ。韓国でも同じような展開に持ち込んで、表彰台はもちろん、できれば勝利を手にすることができるようにしたいね」。

◆フェリペ･マッサ
グリッド=4番 / 決勝=7位
「また、後味の悪いレースになってしまったよ。フェルナンドが証明したとおり、今日は表彰台に立てるペースで走れたんだけど、実際には7位という結果に終わってしまったんだ。本当に残念だよ。ハミルトンと接触してマシンにダメージを受けたことは間違いないよ。レースを終えて見てみると、フロントウイングのエンドプレートがなくなって、フロアパネルも左側が曲がっていたんだ。マシンの挙動に影響があったことはたしかだよ。マシンについた跡を見れば、なにが起こったかは明らかだよ。タイヤの痕跡がはっきり残っているから、これを見て判断してもらいたいね。これ以上、何を言っても無駄だろう。最後になったけど、今年のセバスチャンはまちがいなく王座にふさわしい戦いをしていたよ。人間的にも素晴しいチャンピオンだね」。