F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ハイメ･アルゲルスアリ
グリッド=11番 / 決勝=7位
「今回だけではなくて、新しいパーツを投入した鈴鹿から、トロロッソはすごく良い仕事をしてくれてる。鈴鹿では成果を挙げられなかったけど、数日後にここで優れた働きぶりが実を結んだんだ。予選でも好タイムをマークして、今日もピットストップ2回という作戦が思った通り完璧に機能したよ。ストレートのスピードも抜群だったから、狙いどおりニコ（･ロズベルグ）を最終ラップに交すことができたんだ。セクター2で少し遅れを取ったのは、1コーナーを抜けたあと、DRS（可変リヤウイング）が効くところまで接近できるように、KERS（運動エネルギー回生装置）のパワーを蓄えていたからなんだ。上手くいくという確信はなかったけど、最終ラップに相手が小さなミスを犯したこともあって、みごとに成功したよ。この素晴しい結果をのこせたのは、見事なピット作業のおかげでもあるんだ。新しいパーツの取り付けといったハードな仕事をこなしてくれたクルーには、すごく感謝してる。ザウバーとの差は縮まって、この調子でトップ10に入り続ければ逆転も十分可能な状況になってきたね」。

◆セバスチャン･ブエミ
グリッド=13番 / 決勝=9位
「本当にいいレースができたよ。1コーナーで誰かにぶつけられて、4つほど順位を落としてしまったけど、何が起こったのかは僕にも判らないんだ。そのあとは、ウィリアムズ、ザウバー、フォース･インディアを2台ずつ抜いてポジションを挽回していったよ。マシンはストレートも速くて、かなり高い戦闘力を備えてたんだ。ピットストップも順調で、初日から見事な働きをしてきたチームにお礼を言いたいね。マシンが快調だから、またポイントを取れそうな初開催のインドが、今から待ち遠しいよ。ザウバーとの差は数ポイントになったし、この調子で頑張れば、最終戦までに先行できるチャンスが大きくなってきたよ」。