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オリジナル リリース-ピレリ【インドGP(金)】

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フェラーリのマッサ、F1初開催のインドで最速タイム

2011年10月28日、デリー

フェラーリのフェリペ・マッサが、本日午後に行われた2回目のフリー走行において、真新しいブッダ・インターナショナル・サーキットの最速タイム1分25秒706を記録しました。マッサは、P Zeroイエロー・ソフト・タイヤを使用して、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルをわずか0.088秒上回りました。
金曜日の2回のフリー走行用として、各ドライバーには、3セットのP Zeroイエロー・ソフト・タイヤと1セットのP Zeroシルバー・ハード・タイヤが供給されました。各チームは、グリップとパフォーマンスを最大限に活用するために、レースではソフト・タイヤを主体として使用すると思われます。そのために、今日、追加のP Zeroイエロー・コンパウンドが供給されたのです。P Zeroイエローは、P Zeroシルバーよりもラップあたり2秒ほど速いと予想されています。
チーム・ロータスのカルン・チャンドックは、午前中に行われた1回目のフリー走行において、ブッダ・インターナショナル・サーキットでタイムを計測した最初のドライバーとなりました。同時に、母国サーキットを走行したインド人ドライバー第1号となりました。昨夜、夜通しでアスファルトの清掃が行われたにもかかわらず、フリー走行の開始時点では、サーキットは”グリーン”でダストによって汚れた状態でした。走行するマシンが増えるにつれて、ラバーが路面上に乗り、グリップが高められ、徐々に汚れが落ちていきました。それでもなお、グリップレベルは低く、多くのドライバーが最適なマシンバランスを模索してコースオフする場面が見られました。
予想通り、ターン3とターン10が、一貫性あるタイヤの性能が不可欠となる、特に興味深く難しいコーナーです。
午前中に行われた1回目のフリー走行では、マクラーレンのルイス・ハミルトンが最速でした。P Zeroイエロー・ソフト・タイヤを使用して、タイムは1分26秒836です。このタイムは、フリー走行2回目の最初の30分ですぐに破られました。明日は、もっと路面が良くなることが期待され、予選タイムは今日のベンチマークを上回るでしょう。
すべてのチームにとっての最優先事項は、これまでシミュレーション・データのみであった新設のサーキット上の実データを出来る限り蓄積することでした。多くのチームが、2回のフリー走行において、ハードとソフトの両コンパウンドを使用しましたが、ソフト・タイヤ走行によるデータ蓄積に主眼が置かれました。異なる燃料搭載量や異なるセットアップによって、P Zeroイエロー・ソフト・タイヤの性能を評価したのです。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:「今日は忙しい1日でしたが、私たちの予想通りの結果となり、私たちが事前に用意したシミュレーション・データの正確さが浮き彫りになりました。サーキットに対する私たちの印象は、非常にポジティブなもので、私たちが見る限り、オーバーテイクのチャンスも多そうです。このレイアウトは、タイヤにとって興味深いテストの場となるでしょう。高速のストレートや荷重がかかり続けるコーナー、ヘビーブレーキングが必要な箇所などがミックスされているからです。クリアなレーシングラインが出現する前の路面は、非常にダスティな状態から始まり、まだ清掃が進んでいる段階であるため、タイヤのデグラデーションがどの程度になるかを予測するのは困難です。ダストは、タイヤの性能に非常に大きな影響を及ぼします。スライドやリアのホイールスピンによっ
て、グレイニングが発生するからです。このサーキットでは、ソフト・タイヤとハード・タイヤの性能差は非常に大きなものとなっており、レース戦略の鍵は、ソフト・タイヤをどれだけ長く保たせることができるかにかかってくると言えるでしょう。それぞれのチームがこの目標に向かってどのように結果を出してくるか、非常に興味深いところです。私たちのデータを見る限り、摩耗レベルは2または3ストップ戦略に沿ったものであると考えています」
今日の豆知識: *今日、10月28日は、F1の全商業権を握るフォーミュラ・ワン・マネージメントの代表兼CEOであるバーニー・エクレストン氏の誕生日です。81歳になりました。 *インドGPは、ピレリのP Zeroシルバー・ハード・タイヤにとって、今シーズン最後の登場機会となります。最後に使用されたのは、シルバーストンで行なわれたイギリスGPで、シーズン全体では計6戦で使用されました。最新の進化型P Zeroシルバーは、5月のスペインGPでデビューを飾りました。

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