F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ジャン･エリック･ベルニュ
フリー走行1=11位
「1ヶ月前の韓国は雨だったから、今度が実質的な初走行という感じだね。すべて順調だったから、チームも僕の仕事に満足してくれていると思う。特別なことはなにもなくて、来年からのF1デビューを目指しているドライバーがやるべきことをこなしたというところだね。もう少し攻める余地はあったかもしれないけど、カート時代から一歩ずつ確実にというのが僕のやり方だから、これでいいと思う。F1の場合、違うのはチームによって明らかな戦闘力の差があることだけだね。最後に履いたソフト･タイヤのグリップにはかなり驚かされたよ。ああいうタイヤだと、最初からスピードを上げることが重要なんだけど、それができなくて、自分では納得できない内容になってしまったんだ。昨年のテストやシミュレーターに乗って得たマシンの感覚は、すぐにつかめたよ。ラップタイムのことは、はじめから気にしてなかったから、まずは上出来と言えるだろうね。いろいろと勉強したことを次のブラジルに活かしたいし、その前に、来週おこなわれるテストでチャンピオン･マシンに乗るのも楽しみだよ」。

◆ハイメ･アルゲルスアリ
フリー走行1=10位 / フリー走行2=14位
「午後だけの走行だったから、1日を短く感じたけど、すぐコースにも慣れて明日からの準備は整ったと思う。ここ2戦に比べて遅かったのは、サーキットの特性によるものだろうね。今夜データをよく見て、明日朝の走行に備えることが重要だよ。よかったのは3種類のタイヤをすべて試して、十分に理解できたことだね。日曜には、また好結果を狙うことができるだろうね」。

◆セバスチャン･ブエミ
フリー走行2=12位
「午前中に新しいパーツの評価もできたし、ピレリ･タイヤのテストもこなせたから順調な1日だったんだ。開発中の新しいタイヤはすごく優秀で、興味深い経験になったよ。予備のタイヤでは長い距離を走ったんだけど、コースの混雑もあったから、タイムにはあまり意味がないよ。マシンのバランスはいいし、ロングランの結果からも判るように、いつもどおり予選よりレースで力を発揮することになりそうだね。ここ2戦に比べると、すこしペースが遅いみたいだけど、大きな違いはないから、またポイント獲得を狙えるはずだよ」