F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆フェルナンド･アロンソ
フリー走行3=5位 / 予選=5位
「結果は、だいたい予想どおりだったよ。5位になるのが18戦で8回目だったからというわけではなくて、予選ではレッドブルとマクラーレンに敵わないことが多かったからね。ただ、決勝では互角に戦えることもめずらしくないよ。表彰台は狙える状況だけど、そのためにはスタートから戦術に至るまで、すべてを完璧にこなさなければならないんだ。Q3は1回しか走らないつもりだったけど、上手くいかなかったから、最後にもう一度アタックしたんだ。タイヤの消耗はあまり激しくないから、明日は新品のタイヤが1セット減っても、大きな影響はなさそうだよ。2〜3周囲目のほうがタイムは伸びたかもしれないけど、そこまでタイヤを消耗させるわけにはいかなかったんだ。明日は予選で1周使ったタイヤを履いてスタートすることになる。路面のいい側に並ぶから、できればスタートで順位を上げたいし、1周目はかなりチャンスがあると思う。フロントウイングは、僕のマシンに関するかぎり、問題はなかったけど、フェリペの方は以前のものに戻すみたいだね。レースで比較できるんだから、きっと今後の参考になるはずさ。決勝では次第に路面温度が下がってくるから、タイヤがどんな状態になるか、興味深いよ」。

◆フェリペ･マッサ
フリー走行3=7位 / 予選=6位
「正直言って、予選ではもう少しやれると思ってたんだ。タイヤの性能を十分に引き出せなかったから、もう少し長く走り続けた方がよかったのかもしれないね。マクラーレンとレッドブルが予選で上へいくのは予想していたことだよ。今回も、最終的な結果は、これまでと変わらなかったんだ。旧型のフロントウイングを使うことが、ある程度のハンデになることは否定できないね。インドで比較したとき、すぐに新しいほうがブレーキング時の安定性に優れていると判ったから。そうはいっても、今日2列目までに並べるほどの差はなかったはずだよ。明日はDRS（可変リヤウイング）を駆使してチャンスをつかむつもりだけど、もちろんどうなるかは、実際にやってみないと判らないよ」。