F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆マーク･ウェバー
グリッド=4番 / 決勝=4位
「2回目のピットストップで、またオプション･タイヤを履いて、少し違う方法で、戦おうとしたんだけど、賭けに出る価値は確かにあったよ。DRS（可変リヤウイング）ゾーンが二つあるのは、トリッキーだったね。1つ目のDRSゾーンで、オーバーテイクを仕掛けるのは簡単だったけど、2つ目のDRSゾーンでは、できなかったよ。ジェンソン（･バトン）を、最初のDRSゾーンでパスしても、彼はまた僕の前に出ることが可能だったってことさ。今日はDRSに少し難があったんだと思う。DRSを作動させづらかったし、ターン11でオーバーテイクを仕掛けるのが難しかったんだ。最初のスティントの終盤では、ジェンソンに対して、素晴らしいペースで走れてたし、彼は1周早くピットに入ったけど、問題は無かったんだ。だけど、最初のピットストップは酷いピットストップで、タイムを大きく失ってしまったんだ。そのピットストップのせいで後退してしまったんだ。先行するライバルの前でコースに復帰したけど、そのあとにポジションを失ってしまったんだ」。

◆セバスチャン･フェッテル
グリッド=1番 / 決勝=リタイア
「最初のコーナーの出口では、すべて上手くいってるみたいだったんだけど、第2コーナーの進入で、右リヤに何かが起こったと感じたんだ。マシンをコントロールしないといけなかったんだけど、右リヤタイヤの空気が抜けてしまっていたから、できることは何もなかったよ。パンクを起こして、スピンしてしまったんだ。ピットにマシンを戻したけど、サスペンションにダメージを負ってしまって、走り続けることができなかった。今週末は、これ以上は本当に何もできなかった。パンクの原因が何なのか調べるだけだよ。上手いスタートを切ったし、その事故が起きるまでは、マシンにすごく満足してたんだ。ここでのレースがすぐに終わってしまったことは、痛いね。僕たちにできることは、多くなかったし、あの事故のあとは、ピットウォールで、状況を見守ることにしたんだ」。