オリジナル リリース-スクーデリア・フェラーリ・マールボロ【ブラジルGP(日)】
◆フェルナンド・アロンソ
グリッド=5番 / 決勝=4位
「今回もスタートからレースの戦術、ピット作業と、すべて完璧だったんだ。最終的な結果がこうなったのは、ライバルチームとの相対的な力関係によるものだよ。ウチとしては、これが精一杯だったんだ。スタートは上手くいって(ジェンソン・)バトンを交わしたけど、ミディアム・タイヤに交換してからペースが落ち、抑え切れなかったんだ。DRS(可変リヤウイング)も動かなくなって、接近戦がなかったとはいえ、追い越しの際にコンマ何秒かロスしていたことはたしかだよ。このレースは、シーズン中に状況をそのまま反映していたと言えるだろうね。全力で戦って、表彰台を目指すという展開だよ。シーズン中にチームワークはよくなったから、これを2012年に活かしたいね。今年はモンテゼモロ社長も言っていたとおり、5〜6番手というところだった。それでも、僕はこのチームを誇りに思ってるよ。必要なのはコンマ5〜6秒ペースを上げることで、簡単ではないけど、1990年代を席巻して、F1のほとんどあらゆる記録を持っているチームには、かならずできると信じてる。10回も表彰台に立って、去年以上のポイントを稼いだということを忘れないでもらいたいね。ランキング3位になれなかったのも、たいしたことじゃないよ。チャンピオン以外は、みんな同じようなものだからね」。
◆フェリペ・マッサ
グリッド=7番 / 決勝=5位
「今回は最初からマシン面で苦労したけど、レース内容もそれを反映していたんだ。バランスに問題があった上、昨日ソフト・タイヤがパンクして1セット無駄にしてしまって、2回のピットストップでレースを走りきらなければならない状況になったんだ。ミディアム・タイヤとソフトの性能差が、ほかのチームより大きいこともあって、明らかに不利だよ。フェラーリでの100戦目をもっといい成績で祝いたかったけど、仕方がないね。シーズン中も、ソフト・タイヤはいいけど、固めのコンパウンドで苦労することが多かったんだ。それでも初日からずっと、ファンは僕を声援してくれたんだ。僕にとってもチームにとっても苦しかったシーズンが終わって、新しい戦いが始まる。こんな結果を繰り返さないように、全力で取り組むつもりだよ。ジャーナリストと話しているとき、ルイス(・ハミルトン)が声をかけてくれたのも嬉しかったね。クリスマスのお願いは、フェルナンドと同様に、2012年は戦闘力の高いマシンが欲しい、というものになるだろうね」。