オリジナル リリース-ヴァージン・レーシング【中国GP(木)】
ティモ・グロック
「始まってすぐ終ってしまったんだから、もちろん前のセパンは期待外れのレースだったよ。それまでは見通し良好で、フリー走行、予選と上手くやっていたんだ。中国もおなじパターンで進めて、決勝だけが違うというふうにしたいね」。
「始まってすぐ終ってしまったんだから、もちろん前のセパンは期待外れのレースだったよ。それまでは見通し良好で、フリー走行、予選と上手くやっていたんだ。中国もおなじパターンで進めて、決勝だけが違うというふうにしたいね」。
「上海インターナショナル・サーキットは、いろいろな意味で素晴らしいコースだけど、ドライバーの立場から言うと技術的に難しくて、レースは大きな挑戦になる。(ヘルマン・)ティルケ※1が設計したサーキットらしく、いろいろな種類のコーナーが組み合わさっていて、ヘアピン手前には長いバックストレートがある。コースの中でも特に見応えのあるセクションで、300km/h前後のスピードで長い間フルスロットルのまま走るから、ドライバーは息もできないほどなんだ。そこから急減速するから、おそらく追越しをかけるには、ヘアピンへのブレーキングがこのコースで一番のチャンスということになるだろう。上手く利用したいね。マレーシアの借りを返したいと思っているから、全力を傾けなければならない。シーズン序盤の最後を、いいレースで締めくくりたいよ」
ルーカス・ディ・グラッシ
「新しく参入したチームの前でゴールできたから、マレーシアはまず順調だった。これからも、あのような成績を重ねていきたいよ。一度イギリスへもどってシミュレーターを使って、初めて走る上海サーキットを研究したんだ。今はとにかく努力を重ねるべき時だし、進歩するために全力を傾けているよ。中国へ行くのはとても楽しみだよ。シミュレーターで練習した結果、ドライバーの腕がものを言う、たいへんなテクニカル・コースだということが判ったね。気候はこれまでのレースより、ずっと涼しくなる。難しいレースになると思うけど、週末を通じてマシンへの理解を深めて、レースではいいところを見せたい」。
※1 ヘルマン・ティルケ
近代F1サーキットの多くを手がけるデザイナー。
【翻訳:Shigehiro Kondo】