F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆セバスチャン･フェッテル
グリッド=1番 / 決勝=1位
「ここは僕にとって多くの意味を持つ特別なサーキットだから、勝てて感激したよ。ゴールした瞬間、モンツァで初優勝した時のことが甦ってきたね。表彰台に立つと、本当に自分が祝福された人間のように感じられたよ。真下には数えきれないほどにファンがいて、クルバ･グランデの方からもたくさん人がやって来るんだ。ここ2年間ほど、モンツァでは苦戦が続いたけど、今日は優勝できた。マシンの状態は昨日の予選から信じられないほど素晴しくて、今日はそれ以上だったんだ。スタートはそれほどでもなくて、どこからともなく出てきたフェルナンド（･アロンソ）の先行を許してしまったんだ。そのまま2番手をキープして、レースが再開されたあとに交すことができたよ。イタリア建国150年にふさわしい快勝だったね。ファンの一人一人に感謝してるよ」。

◆マーク･ウェバー
グリッド=5番 / 決勝=リタイア
「スタートはいまひとつで、ジェンソン（･バトン）と接触しているうちに順位を落としたんだ。セブ（フェッテルの愛称）も出足が冴えなくて、逆にフェルナンドのスタート･ダッシュは素晴しかったね。ペースカーがいなくなって再スタートが切られた瞬間の加速は上手くいって、すぐにジェンソンを交すことができたんだ。次の周にシケインでアウトからフェリペ（･マッサ）に並びかけたとき、接触してダメージを受けたんだ。そのままピットへもどろうと急いでいるとき、ウイングがマシンの下に入り込んでステアリングもブレーキも効かなくなったんだ。そのせいでパラボリカでコースアウトして、レースを終えることになったんだ」。