F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ヘイキ･コバライネン
グリッド=19番 / 決勝=14位
「日本でのレースで、素晴らしいパフォーマンスを見せたあと、今日は14位でレースをフィニッシュして、またさらに大きな進歩を遂げるるができたよ。ザウバーの2台の前でフィニッシュしたし、最終ラップで、（ブルーノ･）セナに届くところまで接近したんだ。間違いなく、僕たちにとって今までで一番力強いレースだったし、レース1周目から、速いグループのマシン達と戦えたから、素晴らしい気分だったよ。今回も、素晴らしいスタートを切って、ターン1の侵入で、何台ものマシンを1度にパスできたし、彼らを後ろに従えることができたんだ。そこから第1スティントでは、数ラップ余分に走るには十分なほどオプション･タイヤを上手く管理することができたし、これが、最初のピットストップで僕たちの助けになったんだ。プライム･タイヤに履き替えたあとのペースは、ただただ素晴らしかったよ。前のマシンに対して、約コンマ1秒づつくらい、接近していくには十分だったんだ。2セット目のプライム･タイヤも、全く同じ感触だったし、摩耗具合も、完全に管理できていたし、ラップ毎に、本当にプッシュすることができたんだ。前にいた、2〜3台のマシンが、レース終盤にかけて苦労するのは分かってたし、もう半周あれば、間違いなくセナをパスできただろうね。ペース面と戦略面でザウバーを上回ってフィニッシュできたし、本当に良い気分だよ。週末全体を通して、僕たちは力強かったし、シーズンの終盤に向けて、僕たちに何ができるのかを示すチャンスを、マシンが与えてくれてる。これはチーム全体にとって素晴らしいことだよ。正直に言えば、今すぐマシンに乗って、もう1度走り回りたいね。インドでのレースが待ちきれないよ」。

◆ヤルノ･トゥルーリ
グリッド=20番 / 決勝=17位
「僕たちにとっては本当に力強いレースになったよ。間違いなくシーズンのベストだし、チームのみんながここでしてくれた作業に対して、そして、ヘイキや僕に本当のレースができるマシンを与えてくれたファクトリーのみんなにも、おめでとうと言いたいね。僕としては、レースのスタートはそれ程良いものではなくて、最初のコーナーで、いくつかポジションを落としてしまったんだ。だけど、最初のタイヤを履いて、かなり早い段階で巻き返すことができたし、プライム･タイヤを履いた時の僕自身のタイムは素晴らしかったんだ。ヘイキと僕は、中段グループのペースについていけるペースをキープしていたし、簡単に後続のマシンを引き離すことができたんだ。だけど、2回目のピットストップの時に、ピットレーンで少しトラフィックの問題があって、望んでいたポジションのちょうど後ろになってしまったんだ。すぐに青旗が振られ始めて、それが続いて、減速せざるを得なくなったんだ。もし青旗の問題がなければ、ヘイキと共に、（小林）可夢偉や、セルジオ（･ペレス）の前でフィニッシュすることができたはずだよ。それでも良い週末を過ごせたし、今日のパフォーマンスをベースに戦えるレースがまだあと3レースある。できる限り上手くやって、シーズンを終えたいね」。