F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ヴィタントニオ･リウッツィ
「今度の日本GPで、いよいよシーズンも大詰めを迎えるね。鈴鹿は僕の好きなサーキットだし、世界的に見ても最高のコースのひとつだよ。高速でありながらテクニカルなレイアウトだから、空力面のセッティングが成績を大きく左右するんだ。ラクな闘いになるとは思えないけど、とにかく最後まで全力をつくすよ。最終戦まで、高い士気を保っていくことが重要だね。天気がどうなるか判らないから、難しい状況になればチャンスがあるかもしれない。今回のレースでは、カオス･デザインが特別に作った日本支援のためのヘルメットを被って、3月の震災で被害にあった人たちを勇気づけたいと思ってるんだ。レース後に、これをオークションにかけて、売り上げを寄付する予定だよ」。

◆ダニエル･リカルド
「鈴鹿を走るのは初めてだから、すごく楽しみにしてるんだ。多くのドライバーから、歴史のある美しいサーキットだと聞いているからね。シミュレーターで練習してるけど、前半はS字の先に、TVで見るよりずっと急な上りが控えてて、すごく面白いね。マシンの性能を引き出せるかどうかは腕次第で、ドライバーが大きな役割を果たすコースなんだ。実際に走ると、さらにエキサイティングだろうね。シンガポールでは確実に進歩しているという手ごたえが得られたから、次もこの調子で頑張りたいね」。