F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ナレイン・カーティケヤン
「自国の観客から声援を受けて走るのかと思うと、いまからワクワクするよ。一生に一度の経験になるだろうね。僕は本当に幸運な男だ。インドではすでにF1への期待が高まってて、このレースが成功することは間違いないよ。そして未来のF1ドライバーを目指す少年たちがたくさん現れるだろうね。僕のころはF1への道がすごく厳しくて、初開催のインドGPに出場できるなんて夢にも思わなかったよ。でも、ついにその日がやって来るんだ。サーキットはF1カレンダーの中でも屈指の難コースになるだろうね。コクピットから、空しか見えないような場所もある。タイヤへの負担も大きいはずだから、作戦が結果を左右する鍵になるよ。もちろん自分自身とチームのために全力で戦う覚悟だよ。ずっと僕を支えてくれたタタ･グループをはじめとするスポンサーに、ぜひ恩返しがしたいね」。

◆ダニエル･リカルド
「サーキットはまだ見ていないけど、レッドブルのシミュレーターには乗せてもらったんだ。マーク（･ウェバー）とセバスチャン（･フェッテル）はなかなかいいコースだって言ってたから、たぶん間違いないだろうね。知らない土地やサーキットを訪れるのは楽しいことだし、みんなが心待ちにしていると思う。インド料理は好きだけど、ダイエットにはあまりお勧めできないだろうから、気をつけないとね。でも、日曜にはカレーをお腹いっぱい食べるつもりだよ。2週間前にインドでデモランをしたときも、驚くほどたくさん人が集まったんだ。もう入場券は売り切れてるみたいで、満員になることは間違いないね。韓国GPは上出来だったから、インドでもさらに上を目指したい」。