オリジナル リリース-ルノー・F1・チーム【アブダビGP(木)】
クビツァのアブダビ案内
◆ロバート・クビツァ
「アブダビのコースは見るからに素晴らしいし、TV中継にはぴったりだと思う。さまざまな色でライトアップされたホテルの姿は特徴的で、どこもお金がかかってるんだ。去年、初めてコースを歩いた時は、追越し可能なカ所がたくさんあると思ったんだけど、実際はそれほどでもなかったよ」。
「ランオフエリアが広いから、抜かれないようにする方法がいくらでもあるんだ。ブレーキングに失敗しても、コーナーをカットして順位を守ることができるんだ。毎周そんなことをくり返すわけにはいかないけれど、あれが壁やグラベルならば、後ろのドライバーが先行する可能性はもっと高くなるだろうね。逆に抜く側も、ミスをリカバーする可能性が高いから、思い切った攻勢をかけられるんだ」。
「このサーキットで頭の痛いことのひとつは、ターン16や17のように、逆バンクになったコーナーがいくつもある点だね。ああいう場所では加速でトラクションを失って、タイムをロスしてしまう可能性が高いから。それもあって、すごくトリッキーなコースと言えるだろうね」。
「レースは夕方にはじまるから、暗くなるのに合わせてヘルメットのバイザーを替えなければならないんだ。もうひとつの問題は、3回のフリー走行が昼間に行われて、予選とレースが暗い中で行われるとういことなんだ。温度が下って、路面の状態が大きく変るたkら、マシンのバランスにも影響が出てくる。だけど、今年は去年の経験があるから、夕方の走行にどう対処すれば良いかわかってるよ」。
「アブダビは最終戦だけど、終ってすぐに休めるわけでじゃないんだ。チームはレース後も数日アブダビに留まって、初めてピレリタイヤのテストをして、2011年シーズンに備えることになってるんだ」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】