F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ナレイン･カーティケヤン
「唯一ジョーダンで経験した2005年は、マシントラブルに泣かされて、サーキットの印象は決してよくないけれど、トルコそのものは食べ物が美味しく、人も親切で素晴しいんだ。イスタンブール･パークはダウンフォースを中程度に聞かせるコースだから、新しい空力パーツが効果を発揮して、マシンのバランスがよくなっているように期待したいね。いろいろなコーナーが組み合わされたレイアウトだから、流れるように走ることが重要なんだ。もちろん、特にターン8は特徴があって、マシンとドライバーが一体になって完璧な走りをしなければならないんだ。上海では完走したし、多くのデータを集めてF111の性能を引き出す道筋をつけることができたんだ。今回はその流れを大事にしたいね。改良されたマシンで当面のライバルに、一歩でも近づけるよう頑張るつもりさ」。

◆ヴィタントニオ･リウッツィ
「イスタンブール･パークは走るのが楽しいテクニカル･コースなんだ。2006年には16番手から6番手まで順位を上げるレースができたけど、残念ながらディファレンシャルのトラブルで完走を逃してしまったよ。今回も追い越しの多い展開になるだろうね。ここのターン8に似たコーナーは、世界中探してもないんじゃないかな。特にダウンフォースが弱いマシンには厳しいところだよ。そういう状態だと、すぐにリヤが滑ってラインを外してしまうからね。トルコには新しいパーツが届くし、前回のレースから時間があったから、きっとこれまで以上に攻められそうだよ。トルコGPの目標は改良ヵ所を評価して、上位との差を詰めながら、当面のライバルに勝つことさ。上手くいけば、前との差を大きく削り取って、みんなを驚かせられるんじゃないかな」。