F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > 過去のオリジナルリリース >   チーム・ロータスの復活

過去のオリジナルリリース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

チーム・ロータスの復活

100923locb.jpg
2010年9月24日 シンガポール

ロータス・レーシングは今日、2011年から正式名称をチーム・ロータスに変更することを発表した。ロータス・レーシングからチーム・ロータスへの解消は数か月のうちに行われ、2011年のF1世界選手権には、かつての名門が復活を遂げることとなる。

世界選手権とさらに高い目標へ
トニー・フェルナンデスとチューン・グループのカマルディン・マラヌンは、活動を停止して以来、ディビッド・ハントが所有していたチーム・ロータス・ベンチャーズLtd.は、過去に遡る権利とチーム・ロータスの栄光ある名を引き継ぐこととなった。

今回の提携を成功させるため、水面下で活動していたロータス・レーシング・チームのトニー・フェルナンデス代表は、発表にこぎつけたことを心から喜んでいる。「カマルディンとNasa、そして私は名称変更を実現できたことを歓びあった。チーム・ロータスを名乗ることができるようになった意義を、ひと言で言い表すのは難しいだろう。それは、世界的なスポーツの歴史を通じて、もっとも象徴的な名前のひとつでだが、手に入れるまでには長い苦労をともなった。これまで、チーム・ロータスの名を守り、その存在を維持してきたディビッド・ハントには感謝の言葉もない。F1参戦1年目を終え、チーム・ロータスを名乗れることになったのは、たいへん光栄なことだ。そして私たちは、その名を辱めることのない態勢を作れる状態になったと信じている。コースの内外で、これらはチーム・ロータスの歴史に相応しい活動を行っていきたい」。

「ロータス・レーシングとチーム・ロータスを一体化させることは、私たちにとって非常に重要な課題だった。それがようやく実現したわけだ。初年度は成功裏に進んでおり、プロトン/ロータス・グループを始め、協力してくれた企業や人々に、たいへん感謝している。これからさらに新しい段階に入り、チーム・ロータスとしてさらなる発展を遂げていきたい。関係者全員が今後の変化を楽しみにしており、F1史上もっとも愛された名前を継承する責任を痛感している。そしていよいよ、今日新しい夢が幕を開けた。チーム・ロータスが復活したのだ」。

1994年からチーム・ロータスの専務取締役を務め、トニー・フェルナンデスと交渉してきたディビッド・ハントも、英国を代表するレーシング・チームの復活を祝福している。「ついにここまでやって来られて、本当に嬉しい。ロータスが活動を停止することになった1995年に、関係者とかならずその名前を守り抜くと約束した。それがいかに難しいことか、当時は理解していなかった」。

「とにかく、コリン・チャップマンの偉大な足跡が消えてしまわないように努力し、多くの人たちの協力をえて、その難しい仕事を続けてくることができた。ロータスの名は、フェルナンデス、カマルディン・マラヌン、そしてNasaの手で生き続けることだろう。チーム・ロータスを引き継ぐ人たちは、それに必要な資金と情熱、そして活力と展望を備え、必ずロータスを再び上位へ押し上げてくれるはずだ。ロータスがF1で80勝目を挙げる日を楽しみにしている。そのときこそ、15年にわたる苦労が報われるだろう」

【翻訳:Shigehiro Kondo】
記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER