オリジナル リリース-ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス【日本GP(日)】
【日本GP 決勝】
◆ジェンソン・バトン
グリッド=5番 / 決勝=4位
「スタート後、前のドライバーたちは予想どおりオプション・タイヤに苦労していたよ。僕たちも妥協しなければならなかったけれど、1回目の走行をすこし引っ張りすぎたかもしれない。他のドライバーがオプション・タイヤでもペースを上げられるようになって、後ろを引き離したり、前についていったりするのが難しくなった時点でピットに入ってオプション・タイヤに交換するべきだったんだ。データを見て、判断した戦術を採ったんだけどね」。
「タイヤを長く使いすぎて苦しかったけれど、オプション・タイヤに交換したあとのマシンは素晴らしかったよ。グリップが格段に高くて、ペースを上げることができたんだ。それでも、今回はレッドブルにかなわなかったし、フェラーリに勝つのも難しかったと思う。あれ以上の結果を残すのは、ちょっと無理だったよ」。
「このレースが終っても、タイトル争いの順位は変わらなかったから、それだけ不利になったということなんだ。今回は多くの新しいパーツを持ち込んで、効果を発揮したものもあったけれど、まだ改善しなければならないものもあったんだ。韓国では新しいパッケージが完成して、その性能を引き出せるよう願っているよ。次のレースでは、ここで期待していたような結果を残したいね」。
◆ルイス・ハミルトン
グリッド=8番 / 決勝=5位
「最高の週末というわけにはいかなかったよ。金曜にミスをして、昨日ギヤボックスを交換したから、グリッド降格のペナルティを受けることになったんだ。それでレースでも、ギヤボックスに問題が発生した。今回は運にめぐまれなかったけれど、チームといっしょに努力して挽回するつもりさ」。
「ギヤボックスは普通に扱っていたんだけど、3速にシフトダウンして加速に移ったところで噛み合わなくなってしまったんだ。それからはずっと4速以上で走らなければならなくて、異音もしていたから完走できるとは思わなかったよ。あとはただ壊れないことを祈りながら、できるだけギヤを変えないようにして、ゴールを目指すだけだった。少なくとも最後まで走れてよかったよ。完走できたのは、本当に久しぶりな気がする」。
「タイトル争いの情勢はかなり厳しいね。それでもまだ3レースあるし、75ポイントが懸かっているのだから、悲観せずにできるだけのことをするだけさ。これからも戦う姿勢に変りはないよ」。