リリース-レッドブル･レーシング【アブダビGP(日)】
【アブダビGP 決勝】
◆セバスチャン･フェッテル
グリッド=1番 / 決勝=1位
「言葉にならないよ。こんなとき、何を言えばいいのか分からないね。自分とほかの皆にとって、信じられないほど、肉体的、精神的に、厳しいシーズンだったんだ。誰が何を言おうと、僕たちは、自分たち、チーム、そして僕たちのマシンを常に信じ続けたんだ。僕は自分を信じ続けて、今日は全てにおいて特別な日だったよ。今朝起きて、何も考えないようにしたんだ。なるべく人と接触しないようにして、自分のことだけをするようにしたよ。僕にできることは、このレースに勝つこととベストを尽くすことだと分かっていたからね。
今シーズン、僕たちは1度だけチャンピオンシップをリードしたけど、それがいつなのかが重要なんだ。今日のマシンは並外れだったね。スタートは、ルイス(･ハミルトン)とかなり拮抗していて、最初のスティントでタイヤの表面にめくれ磨耗が出たんだけど、そのあとにマシンは安定したし、素晴らしかったよ。正直、チェッカード･フラッグが振られるまで、結果がどうだったのか、何も知らなかったんだ。
レース･エンジニアのロッキーが、いつもと違って、毎周、僕がフィニッシュするためにアドバイスを与え続けてくれたから不思議だったよ。だから、「どうして、彼はこんなにナーバスなんだろう。僕はものすごく良いポジションにいるはずなのに!」って思ったんだ。それから、ラインを越えると、彼がラジオに出て、とても静かに「良い感じだけど、ほかのマシンがフィニッシュするまで待とう」って言ったんだ。僕はスクリーンを見ていなかったから、どういう意味だろうと考えてたんだ。ただ、レース中に気を散らさないようにしたくて、とにかく集中してたんだ。それで、ラジオにクリスチャン(･ホーナー代表)が出て、タイトルを獲ったと僕に叫んだんだ。たくさんの人に感謝しないとね。
まず、チーム、ここトラックにいる全員と、ミルトン･キーンズのみんなだね。彼らは猛烈にプッシュしていて、先週と同じくらい、この瞬間を満喫することになりそうだよ。それから、ずっと僕をサポートしてくれた、オーストリアの皆。レッドブルとの信じられないような旅だったんだ。浮き沈みのある今シーズンで、今ここにいること、タイトルを獲ったことは、信じられないよ。カート時代の初期から今まで知っている全員、それから地元ヘッペンハイムの人々のおかげだよ、どうもありがとう!」
◆マーク･ウェバー
グリッド=5番 / 決勝=8位
「大変な1日で、素晴らしいことをやれるチャンスがあった。っだけど、結局はそうはならなかった。レースの序盤は賭けに出て、それを戦略と一緒にやらなければならないと分かっていたけれど、フェルナンド(･アロンソ)に狙われたんだ。懸命に対処して、僕たちが出来ることは全てやったよ。だけど、結果、それじゃあ十分ではなかったんだ。
セバスチャンには敬意を表するよ。1年を通して素晴らしい仕事をしてきたし、最後のレースでチャンピオンシップをリードするために、完璧なタイミングだった。タイトルを獲得した彼を祝福するよ。最終戦まで僕もタイトルを獲れるチャンスがあったから、僕も間違ってはいなかったと思う。最終的には、ポジティブなことがたくさんあったんだ。
シーズンのほとんどで、良いドライブができていたと思うし、それが僕にとって最も大事なことなんだ。今週は上手く行かなくて残念だったけど、これから数週間は、反省して、これまでのことを思い返す良い時期だろう。スポーツは、時々そういうこともあるものさ。最後の数週間は、色んな思いがあったよ。トップにかなり近づいたと思うと、逃したりして、残念だった。だけど、ベストを尽くしたし、周りには素晴らしい仲間がいた。チームにとって2つのチャンピオンシップは良いものだし、次のシーズンも戦うつもりだよ」。
