オリジナル リリース-イスパニア・レーシング・F1・チーム【スペインGP プレビュー】
◆ナレン・カーティケヤン
「スペインはチームの地元だから、特別なレースになるよ。ここは去年も走ったし、2005年にはいい思い出もあるんだ。ファンの声援を受けて戦う今年は、それ以上に楽しいだろうね。バルセロナでいいレースをすれば、きっとファンは喜んでくれるはずさ。新しいパーツで、さらに前へ進めると期待してるよ。ファンの声援も大事だけど、まずは自分たち自身がこれまでどおり頑張ることだね」。
「今年の冬季テストは2010年型のマシンを使って、ウェット・コンディションがほとんどだったけど、これまでにもずいぶん走っているし、コースはよく判ってるよ。テクニカルで、マシンにもドライバーにも厳しいサーキットだけど、僕は好きだよ。エンジニアにとっても経験を積んだコースだから、基本的なセッティングはできているだろうしね。あとはF111にあわせて細かい点を詰めていくことが重要なんだ。モントメロのサーキットは追い越しの難しいコースだけど、最近の2戦とおなじように可変ウイングのおかげで状況が変わるはずさ」。
「まだまだマシンの性能を十分に引き出しているとは言えないけれど、オーストラリアGP以降、多くのことを学んで、進歩してきたんだ。新しいパーツの効果で、当面のライバルには先行したいね。ここまで、確実に前進してきたから、バルセロナでもいいところを見せたいよ」。
◆ヴィタントニオ・リウッツィ
「チームの地元で声援を受けながら戦えるのは素晴しいことだし、ここには2004年にF3000で優勝した思い出もあるんだ。設備も見事に整ってるよ。今年は可変ウイングの登場でレースの内容がずいぶん変わったね」。
「スペインでも追い越しが色んな場所で見られる、面白い展開になるだろうね。スペインGPはイスパニア・レーシングが将来を見据えて、真剣に活動していることを示す絶好の機会だよ。すべてのチームがマシンに手を加えて、本格的にポテンシャルを発揮しはじめるという意味でも、バルセロナのレースは重要なんだ」。
「残念ながら、今年は開幕前に本格的なテストができなくて、実戦でマシンを仕上げていく必要があるんだ。冬の間の遅れを取りもどすために、テストと同じような姿勢でレースに臨んでるよ」。
「新しいパーツが効果を発揮すれば、大幅に進歩してみんなを驚かすことができるかもしれないね。ここまでは順調にきてるから、このまま頑張れば、きっと結果はついてくるはずさ」。