リリース-ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス【モナコGP プレビュー】
こちらはマクラーレンのオリジナルリリースを元に[STINGER]が製作したリリー
スですが、内容はオリジナルのものと同じです。
◆ルイス・ハミルトン
「モナコGPは子供のころから大好きで、F1の魅力がすべて詰まったようなレースなんだ。世界で最も難しくて、美しいサーキットを全開で走る気分は、ほかに例えようもないんだ。スペインでいいところを見せたあとだから、今年のモナコは特に楽しみだよ。DRS(可変リヤウイング)とKERS(カーズ=Kinetic Energy Recovery Systemの略。運動エネルギー回生装置)とピレリ・タイヤが、これまで以上にレースを盛り上げてくれるだろうね。追い越しが可能になれば素晴しいと思う。DRSが使える区間は300メートルと短くて、ストレートが短いから、簡単に前へ出ることはできないだろうけど。サンデボーテへのブレーキを始めるところで、ようやく効果が出るという程度じゃないかな。そういうわけで、DRSよりもタイヤの方が、追い越しの鍵を握ることになりそうだね。モナコでは、スーパーソフトやソフト・タイヤがトルコのときほど激しく消耗するとは思えないけど、急激にグリップが落ちたところで面白い展開が見られるはずだよ。タイヤカスの問題も、それほどひどくはならないだろうしね。普通ゴムが溜まるのは高速コーナーの立ち上がりで、モナコにはそういった場所がほとんどないから。とにかく、今週のレースをすごく楽しみにしてるんだ」。
◆ジェンソン・バトン
「モナコはシーズン中、最も華麗で歴史のあるイベントなんだ。2009年に優勝したときは、生涯の夢が叶った気がしたよ。いまだに忘れられない1勝さ。バルセロナのように広々とした高速サーキットとはまさに対照的なコースで、スピードが遅くて、タイトなレイアウトなんだ。最初にピットを離れる時は、その加速感とガードレールの近さに驚かされるよ。いつも以上に慎重に、少しずつリズムをつかんでいかなければならないんだ。一瞬たりとも気を抜くことはできないね。ストレートがほとんどないから、KERSの効果はあまり発揮されないと言われているけど、シミュレーションによると、ほかのサーキットとおなじくらい有効という結果が出てるんだ。メルセデス・ベンツ製のKERSは極めて優秀だから、これも明るい材料のひとつだろうね」。