F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

【ヨーロッパGP フリー走行1 / フリー走行2】


◆フェルナンド･アロンソ
フリー走行1=3位 / フリー走行2=1位
「地元で2回目のレースになるバレンシアの滑り出しは上々だったね。予定通りプログラムをこなして、初登場のミディアム･コンパウンドを含むタイヤのチェックは特に入念に行ったんだ。このようなサーキットでは長距離を走りこんで自信をつけることが重要だから、できるだけ走りこむことを心がけたよ。サーキットの性格はウチのマシンにあっていると思うけど、まだライバルとの力関係を判断するのは早すぎるよ。これまでにも初日がよかったのに、予選で差をつけられたことがあるから、タイムはまったく参考にならないよ。午前、午後とも多くの作業をこなして、公道サーキットらしく路面の状態が急速に変わっていったから、これからどうなるか、予測できないよ。ハンドリングは良好だったから、手強いライバルを相手に、自信を持って予選に臨めるだろうね。レッドブルが7回もポール･ポジションを獲っているのは偶然ではないし、今も本命であることは間違いないよ。ここはモナコより追い越しがしやすいコースだけど、それでもグリッド･ポジションは重要なんだ」。

◆フェリペ･マッサ
フリー走行1=6位 / フリー走行2=5位
「ここまでに経験したほとんどのレースよりも順調な初日だったよ。3時間のフリー走行で、僕たちのマシンに戦闘力があることはハッキリしたんだ。カナダと似たような状況になるだろうね。もちろん、まだ金曜だけど、明るい材料には違いないよ。タイヤはプライム、オプションとも、思ったよりグリップがよかったんだ。それぞれ性格は違うけど、カナダよりも気温の高い中で、ミディアム･コンパウンドの感触は悪くなかったよ。あとは正しい方向へセッティングを進めていくだけさ。ブレーキでフロントがロックしたりと、バランスはまだ完全じゃない。それでも方向性はあってると思うから、カナダの時みたいな予選になることを期待してるよ」。