F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆エイドリアン･スーティル
「ブダペストはいつも雰囲気がいいんだ。たいてい好天に恵まれるし、夏休み前だから、みんなどことなくリラックスしてるんだ。かなりツイスティなサーキットで、つねに曲がり続けている感覚は、すこしモナコに似てるね。短いストレート以外、まったく休んでいる暇はないんだ。モナコの次にアベレージ･スピードが低くて、ダウンフォースを最大にして走ることになるんだ。頻繁に使われるコースではないから、初日は滑りやすいんだ。だんだんキレイになっていけど、金曜はなにかと大変なんだ。それも、予選が始まるころにはよくなってるだろうね。グリップするようになれば、すごく面白いサーキットなんだ」。

◆ポール･ディ･レスタ
「ハンガロリンクは短いけど心身ともに厳しいサーキットなんだ。公道なみにカーブが連続してて、空力がすごく重要なんだ。コーナーが次々に迫ってくるから、リズムが大きな要素になる。去年のフリー走行で初めて走ったけど、限られた周回数でマスターするのは大変だったよ。それでもレイアウトや大事なポイントは判ってる。コーナーが続くから、追い越しは難しいし、DRS（可変リヤウイング）の効果が試されるんだ。夏のインターバルを前にした一戦だから、ぜひいい結果を残したいね。シーズンも半ばになって、状況は悪くないよ。レースごとにF1マシンの扱い方が判ってきて、ラクに走れるようになったんだ。F1ドライバーとしての1年目を楽しんでるし、これからさらにいいレースをしていきたいね」。