F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ヤルノ･トゥルーリ
「ハンガリーでまた走るのを楽しみにしてるよ。ハンガロリンクは加速と減速を繰り返して、低速コーナーが続く典型的な最近のサーキットだけど、路面が荒れてて、起伏も多い上に、いつも暑くなるからマシンにもドライバーにも厳しいレースになるね。体力勝負になるから、高い集中力が求められるという点では、好きな一戦なんだ。今年は新しい要素がたくさん加わって、昨年の実績が参考にならないから、今年はどこも展開を予測するのが難しかったんだ。だけど、ハンガリーに性格の似たモナコで健闘したことから、見通しは明るいよ。アベレージ･スピードが遅くて、トラクションが重要なファクターになるからね。ハンガリーのレースが終わったら真っ直ぐマイアミの家に帰って家族と過ごす予定なんだ。アメリカにいるときは、できるだけ太陽を浴びて過ごして、時間をみつけて自転車に乗るんだ。サイクリング仲間のブルーノ･ジャンケイラやファン･パブロ(･モントーヤ)と一緒にね。近くに住んでるから、自転車に乗らなくても会う機会があるだろうね。そのあとはスパのレースだけど、チームのみんあも取る3週間の休みは貴重だよ。ずっと働いていたんだから当然の権利だし、休んだあとはきっと新鮮な気持でまた仕事に打ち込んでくれるだろうね」。

◆ヘイキ･コバライネン
「ドイツは寒かったけど、F1で初優勝したハンガリーは暑くなるよ。今回もいつもどおりのレースになるだろうけど、シルバーストンなんかと比べて空力性能の差が出にくいから、期待が持てるだろうね。タイヤを上手く使いこなして、作戦が当たれば、土曜の予選で意外な活躍を演じられるかもしれないね。母国のフィンランドのファンがたくさん来るし、いつもいいレースをしてきたコースだから、大きな声援をうけることになるはずさ。レース後は2週間ほど自宅で過ごして、家族や友人たちと会うつもりだよ。夏休みといってもトレーニングはいつもどおりやるし、スポンサー関係の仕事もある。これもチームにとっては、とても大事なことなんだ」。